「中国語基礎Ⅲ・Ⅳ」、「中国語ビジネス会話Ⅰ・Ⅱ」は、「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」、もしくは「中国語会話Ⅰ・Ⅱ」の既習得者を対象に開講する初級から中級へ向かうレベルの中国語を学ぶ講義です(担当:陳齢)。
初級から急に高度になるのではなく、「中国語基礎Ⅰ・Ⅱ」を学習した人がその延長線上において既習の語法ルールを復習しながら徐々にレベルアップしていくような内容構成で、例えば中国語で日常的なメールや手紙のやりとりができるようになるとともに、身近な話題を中国人に伝達することができるようになることを目指します。
一方の「中国語ビジネス会話Ⅰ・Ⅱ」はビジネスの現場で多用する語彙や慣用表現の学習、例えば、オフィス、商談、空港、銀行、国際入札、レセプションなどの場面でよく使う表現を会話の形式で覚え、練習を通して応用範囲を広げていきます。
両講義ともに週1コマの授業ですが、後期の「中国語基礎Ⅳ」と「中国語ビジネス会話Ⅱ」はCALL教室にて実施し、中国語の入力、中国のWebsiteへの検索等を併せた総合的な中国語技能を養成します。また、上述の課程を学習し終えた段階では、中国語検定試験3級、もしくはHSK(中国政府公認の中国語検定試験)3級、4級に挑戦してもらえるように課程設定をしています。
一帯一路の構想やアジア・インフラ投資銀行の創設、昨今の習近平国家主席の活発な外遊活動など、中国が世界に及ぼす影響は拡大しつつあり、将来も中国は国際貢献に向けて積極的に寄与することになると思われます。学生の皆さんには是非とも中国語を習得していただき、中国、ひいては国際社会に関わる一つの方法として中国語力を獲得してもらいたいと思っています。
昔日の日本人は漢文の素養が高かったことは周知のとおりです。夏目漱石、幸田露伴、永井荷風の作品を読むと中国人も目から鱗が落ちるようです。珠玉の名作には漢文による表現が随所に鏤められていて、思わず驚嘆せずにはいられません。そのような漢文と一脈相通ずる現代中国語に触れ、中国語の魅力を再発見し、中国語の技能を用いて将来、一層活躍の場を広めてみてはいかがでしょうか。
以下は受講している学生(国際キャリア学科2年生)の感想です。