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2015.11.24

国際キャリア学科

​学生の活躍:1・2年生がタイ・カンボジアで国際協力の現場を体験しました⑤(学生の体験記)

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H.Gさん(国際キャリア学科1年、福岡市立福岡女子高等学校出身)

今回の研修で様々な経験を通して多くのことを学ぶことができました。また、そのなかで多くの疑問を抱き、自分の日本での生活との違いを感じました。

まず、ホーム(養護・孤児院)での体験は今まで経験したことがないような素晴らしいもので、子供たちから多くのエネルギーを貰うことができました。ホームに着いた時の喜び方に驚きを覚え、私達の到着を心待ちにしていたことを実感しました。子供たちは言葉の壁に苦戦しながらも遊びを一生懸命に教えてくれました。子供たちの何に対しても目を輝かせて喜んでくれる姿をみて、心の底から幸せに感じるとともに、十分な準備をしていなかった自分に後悔しました。

ホーム2では到着すると、すぐに一人の女の子に手をつかまれました。その少女はずっと笑顔で何にでも興味を持ち、活発に遊んでいました。彼女はなぜこんなにも笑っているのか、彼女にとっての喜びとはなんだろうと考えるようになりました。
また、彼女はいつからホームにいるのか気になり、なぜ彼女はホームにいるのか、彼女の両親はどうしているのか様々な疑問が浮かんできました。自分の幼少期とは全く異なる状況で育っていく子供たちに、自分に何かできることはないのかと考えさせられました。

今回の研修を終えて、改めていい経験をすることができたと思います。そして、カンボジアのホームでの生活を体験し、国の状況を目の当りにして、自分がいかに恵まれた環境で育ったのか認識させられました。今までの学生生活で、多くの先生や大人に日本人は恵まれていると教えられていましたが、これまで実感することはありませんでした。しかし、現地に行くことでそのことを感じざるにはいられませんでした。

子供たちの古着を配った時の想像をはるかに超える、喜んだ反応を見て、次回は絶対に洋服を子供たち全員が受け取れるようサイズを均等に沢山集めようと思います。今回学んだことを次回に活かし、今後は現地の子供たちのためになるようなことをもっと考えていこうと思いました。
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M.Oさん(国際キャリア学科1年、鹿児島県立加治木高等学校出身)

初めての海外でしたので出入国審査、税関検査までも目新しく、何でもドキドキの連続だった気がします。カンボジアに着く前の飛行機の中では、赤土と森林が広大に広がり、まるでテレビで見る光景で、やっと海外に来たと実感しました。

いろいろな場所を巡り、体験し、初めて知ったことがたくさんありましたが、一番の思い出はホーム(養護・孤児院)での経験です。最初にバスに乗り込んできた子供たちはほとんど裸足で、人懐っこく、笑顔が絶えないいい子達ばっかりでした。幼い子とは英語があまり通じず、遊び方も分からず、やればできると思いながらノンバーバルコミュニケーションで乗り越えた部分が多々ありました。

高校生と子供達が一生懸命にクメール語を教えてくれました。数字と名前の聞き方、年齢の聞き方、名前の述べ方等は難しかったですが、何回も復習させてくれました。言葉はツールとよくいわれます、そのツールをしっかり使いこなすことの重要性をつきつけられました。英語にしろ、クメール語にしろ、伝わらなければ意味がないということを改めて感じた研修だったと思います。

私は生命力にあふれ、人間的な生活を送っていて、何となく芯の強い人が多いカンボジアに惹かれました。この感覚を大事にすると何か自分のしたいことや目標が見えてくる気がしています。まずはできる範囲でボランティアなどに取り組みたいと思います。
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