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2015.07.26

言語芸術学科

授業紹介: ゼミ紹介 卒論は3年次で

 2年生のゼミ決めが終わりました。

 言語芸術学科では、2年次前期にゼミ担当予定者がオムニバス形式でゼミ内容を紹介する「言語芸術基礎Ⅰ」という授業があります。学生はその授業を受けて、先生を選ぶ準備をします。そして7月のゼミ決めになるわけです。ゼミというのは、大学生活でもっとも思い出深いものとなる授業ですね。ですから、学生のゼミ選択もかなり慎重に行われました。
 言語芸術学科では、2年次後期の「言語芸術基礎Ⅱ」から本格的なゼミ授業が始まります。そして、3年生の「言語芸術演習Ⅰ」「言語芸術演習Ⅱ」へと続きます。学科の特徴として、この「言語芸術演習Ⅰ」と「言語芸術演習Ⅱ」の中で、卒業論文を仕上げる点があげられます。卒業論文と言えば、4年次に提出というのが通例ですが、言語芸術学科の学生はそれより1年早く卒論を仕上げなければなりません。なぜでしょう?
 言語芸術学科の4年次に「言語芸術研究Ⅰ」「言語芸術研究Ⅱ」が待ち構えているからです。これは、3年次に書き上げた卒論をもとに、何らかの形式で社会へその内容を発信するという授業です。ある学生は、本を書き上げるかもしれません。ある学生は演劇公演をするかもしれません。何をするかはその学生のプラン次第ですが、1年間じっくりと時間をかけてしあげなければならないのです。学生はこういったことを経験しながら、実践力を養うことになります。4年次は、学科が目指す「言語能力」「思考力」「実践力」の総仕上げ時期になるわけです。
 また、4年次では、就職活動も待っています。3年次に書き上げた論文を片手に、就職活動をして欲しいとも思っています。いろんな場面において「大学で何を学んでいますか?」という問いは必ずあるでしょう。そのとき、言語芸術学科の学生は「私はこれこれについて卒論を書いています」ではなくて「私はこれこれについて卒論を書きました」と言えますね。

言語芸術学科は、言語芸術作品(文学や映画)を【教材】として使いながら、言語(日本語・英語)能力と思考力を徹底的に鍛え、何事にも臨機応変に対応できる逞しい人材を育てることを【教育目標】においているリベラルアーツ系の学科です。【教材】と【教育目標】をリンクさせる【教育手段】として、フィールドワークなどの実践科目を豊富に備えています。