国際英語学科には「教職課程」プログラムが設定されています。取得できる免許は「高等学校教諭一種免許(英語)・中学校教諭一種免許(英語)」です。
教職課程プログラムは「教科に関する科目」「教職に関する科目」その他の関連科目がありますが、ここでは教職に関する科目の中でも最も重要な「英語科教育法」を紹介します。
本学では「英語科教育法 I・II」(2年生以上)で英語教育理論を、「英語科教育法 III・IV」で実践的な指導技術を学びます。1人20分の持ち時間で指導案に沿って模擬授業を行います。20分といってもこれが大変です。
画面上の写真は「新出単語」の練習を行っているところです。自分でフラッシュカードを作成して、発音・意味の確認を行います。
その後で音読を行い、テキストの内容について「英語で」質問をします。基本的に日本語訳は行いません。つまり、いかに分かりやすい発問を英語で行うか、その発問が生徒の理解を助けることができるか、それが問題なのです。思った以上に難しく学生達は頭を悩ませますが、練習を続けるうちに適切な発問を作ることができるようになるのです。
右上の写真は指導案の例です。このように細案を書き、発話する内容をまとめます。この過程で授業をどのように進めるか、どのような表現を使って生徒に質問するかを考えなければなりません。
つまり20分の授業をするためには、数時間の準備と練習が必要となるのです。このような練習を経て実践的指導技術を習得します。
これから数回にわたり英語科教育法の授業実践を紹介します。
(国際英語学科は開設2年目です。写真の学生は人文学部英語学科の3年生です。)