学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際キャリア学科
  5. 細川教授のワンポイント・イングリッシュ・レッスン3 TOEICスコアアップ対策①

2015.06.03

国際キャリア学科

細川教授のワンポイント・イングリッシュ・レッスン3 TOEICスコアアップ対策①

kc_hed3.gif

細川教授のワンポイント・イングリッシュ・レッスン3
TOEICスコアアップ対策①


kc_20141226_01.gif最近テレビや新聞の報道等でよく「TOEIC」という言葉を耳にします。多くの企業が社員の英語力向上を目的にこのテストを使っているようです。このシリーズではTOEICの試験について、特に「読解パート」について説明し、どのような勉強が求められるか考えていきます。

高校生の皆さんはTOEICを受ける機会があまりないかも知れませんので、シリーズ第1回目はどのような試験なのか紹介することから始めましょう。
 

1.まずTOEICとは何の略?

Test of English for International Communicationを略したものです。

2.どの機関が作成している?

アメリカにあるETS(Educational Testing Service)という専門機関が作成しています。この機関はTOEICだけでなくTOEFL(Test of English as a Foreign Language)という試験も作成しています。

3.テストの時間と問題数は?

リスニング部門が45分100問、リーディング部門が75分100問のテストです。合計120分(2時間)のテストなので「持久力
が求められます。また、200問の問題を解くため「スピード」が求められるのです。

4.何点満点のテスト?

リスニング(495点)とリーディング(495点)部門からなり合計990点満点です。

5.どの程度のスコアを取ればよいのでしょうか?

英語を使う目的によって異なるので一概に言えませんが、企業の海外部門では730点程度を1つの基準にしているようです。また600点を採用の基準にしている航空会社も多いようです。ただ、こうした基準は仕事を行う上で最低限求められるスコアと考えてよいでしょう。したがって、スコアは高ければ高いほどよいと言えます。

6.リスニングとリーディングはどちらがスコアを取りやすい?

本学の学生を見ているとリスニングスコアの方が高い傾向にあります。英語を専門に勉強する学生は高校時代からある程度リスニングの勉強をしています。それに対して、リーディングは高い得点がとれません。なぜでしょうか?最も大きな原因は英文を速く読めないからです。TOEICは「スピードテスト」ということを忘れないで下さい。

それでは次回からリーディング部門をいかに攻略するか、具体的な対策を考えていきましょう。


Professor H.Hosokawa
Dean Faculty of International Career Development
出身大学:University of Oxford(オックスフォード大学)
専門分野:応用言語学、認知言語学
主な著書:『SELECT READING 日本語版指導の手引き』(オックスフォード大学出版)など