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2014.12.22

国際キャリア学科

ジェニーが行く(16)1年生M.Iさん、グローバル・ウイング2014で東南アジアの発展を体感

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国際キャリア学科1年生のM.Iさん(福岡県立八幡高等学校出身)が福岡県青年の翼実行委員会が主催するグローバル・ウイング2014の最年少の団員として、カンボジアとシンガポールで開催された研修に参加しました。以下はM.Iさんからの報告です。
 

グローバル・ウイング2014に参加して


kc_20141222_01.jpg大学生になり、何かに挑戦したいと考えていた時、福岡県のHPで見たグローバル・ウイング2014に大変興味を持ちました。私は以前から将来は海外の、特にアジアの開発途上国での仕事に携わりたいと考えていました。

産業・ビジネス・教育・文化・社会貢献等の分野で、発展し続けるアジアの現状を体感するとともに、日本とアジアの関係を学ぶことにより、国際的視野を身につけ、さらに異文化交流について理解を深めるためにはこの研修は最適だと思い、参加を希望しました。

研修での訪問先は、アジアのなかでも目覚ましい発展を続けているカンボジアとシンガポールでした。11月9日から16日の間、国内市場が縮小する中、海外展開を図り、厳しい国際ビジネスの最前線で活躍されている日本企業の若手社員の方やカンボジアの大学生と交流し、意見交換を行いました。

現在、カンボジアには多くの日本企業が進出しており、これらの企業やカンボジア政府からの強い要請で2010年にはプノンペンにJETRO事務所が開設されました。今回の交流会もJETROの協力で開催されました。交流会で感じたことは、日本企業の若手社員の方の仕事に対する熱意とカンボジアの人々のパワーとそれに伴い、想像を超える街の発展と経済の成長でした。さらに、現地の大学生は自国の将来と自分の未来に確かな「夢と希望」を持っており、彼らが次の社会を担うリーダーに成長していくのだろうと感じました。この青年達との交流では異なる価値観を尊重し合う事の大切さも学びました。また、密林の中にあるアンコールワットでは圧倒されるような建築物に、壮大な時間の経過と歴史の重みを実感しました。

シンガポールはマレーシアから独立し、来年、建国50周年を迎えます。人口540万の小国でありながら、力強い経済力を持ち、ASEANの先頭を走り、一人当たりの国民所得は日本や米国に匹敵します。その発展の理由の一つが物流の拠点である港湾や空港の整備を積極的に進め、ハブ機能を充実したことです。また、外国人労働者の積極的な受け入れ施策と華人ネットワークも発展の要因として考えられます。しかし、過度の外国人労働者への依存は治安の問題など今後の課題でもあります。同国も現在、日本と同じように少子高齢化に直面しており、現在のような経済成長を維持していくため、今後、どのような対策をとっていくのか、関心があります。

観光の面でもシンガポールは世界中から観光客を集める魅力ある国です。シンガポールのシンボルでもあるマーライオンも見学することができました。世界有数の金融街にある金融センターが近くにあり、対岸には「マリナー・ベイ・サンズ」がそびえていました。

今後、日本は、この2カ国を含め東アジアやASEANの国々との関係がさらに進んでいくものと思われます。カンボジアの最大の援助国は日本ですが、近年、両国とも中国との関係が深くなっていることを感じました。中国との付き合い方と日本の発信力も重要であると考えます。

kc_20141222_03.gif今回、私は団員の中で最年少であったこともあり、先輩の団員の方々にいろいろな事を教えてもらいました。この研修で得たものは、生涯忘れられない経験と未来を切り拓く勇気とかけがえのない仲間です。特に、日常の生活では接点のない社会人との出会いは大変勉強になりました。それとともに、日本の良さと素晴らしさを改めて感じた8日間でした。これからも、この体験を糧に、「夢の実現」に向け、努力して行きたいと思います。今回、福岡女学院大学と先生方の多大なるご理解・ご支援のおかげで福岡県グローバル・ウイング2014に参加できたことを心から感謝しています。
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