保護者・保証人の皆様へ福岡女学院大学後援会会長挨拶

福岡女学院後援会会長挨拶

敬愛する福岡女学院に通い、関わるすべての皆様

 学院の聖句であるヨハネによる福音書15章1節「私はぶどうの木、あなた方はその枝である。人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。私を離れては、あなた方は何もできないからである」とあります。

とても素晴らしい聖書の言葉の一つです。そして、葡萄を象徴とした校章などはとてもデザインが素晴らしいと思います。その恵みあふれる中で、聖書はどこに「留まる」のかと申しますと、それはイエス・キリストに留まることをさしています。キリストの中に”つながる(留まる)”という事を具体的に言うと、”二つの事”が言えます。

 キリストに留まることの一つ目は主イエスの体として、この地上に建てられた教会と福岡女学院がつながっていることです。キリスト教会と関わりを持ち続けることが「ミッション」という言葉を福岡の中で広げ続けているのではないでしょうか。

私が福岡にきて、28年が過ぎましたが、来た当初、ある方からこんなことを聞きました。それは、ある女性が「私はミッションにいっているのよ」と言った時のことでした。私は咄嗟に「ミッション」ってどこですか?と聞きなおしました。そうすると、間髪入れずに「福岡女学院よ」と答えられたのです。福岡の地において「ミッション」というのは「福岡女学院」そのものを指している部分が多いことをその時、初めて知りました。福岡女学院創設の時に神様に祈り、国の政策と戦った徳永ヨシ先生の魂の信仰は今も福岡女学院の中にしっかりと根づいていることを心から感じた時でした。私自身、伝道の大切さを改めて心に刻みつつ、福岡女学院の歩みに敬意を表します。

キリストに留まることの二つ目は、御言葉に留まる事です。福岡女学院は毎日、礼拝を守っています。とても大切であり、貴いことです。「継続は力なり」と申しますが、続ける中にはさまざまな困難、試練があります。時に「火が消えてしまうような時」があります。それでも「火を灯し続けて礼拝を続けている」所にこそ、福岡女学院の真の価値、キリスト主義学校としての意義を感じます。

今回、「微力ながら、後援会においてお支えができるば」と思い、貴い後援会長の職をお引き受け致しました。今後とも後援会の皆様との豊かなお交わりが頂けることを心から感謝しつつ、挨拶の言葉と致します。

 

福岡女学院後援会 会長 木村 真彦