春日市では、年々外国人登録者数が増えており、「市県民税申告」の内容は、難しい日本語でわかりづらい、との声が多く、わかりやすく伝えるための工夫が必要だとされていました。そこで本学の学生が英語・ネパール語・ベトナム語の翻訳ボランティアとして協力することになりました。
まずは10月18日に担当する学生3名と春日市役所税務課にて打ち合わせを行いました。
詳細を説明いただき、学生たちも「もっとこういう表示があるとわかりやすいよね」など、翻訳するにあたり様々な意見を出し合っていました。特に、留学生からは母国では触れることのない資料だからこそ、気づく視点があり、改善に向けた貴重な意見交換の場となりました。
その後、約2ヶ月の期間を経て3名の翻訳事業が完成し、データとして提出しました。
2月7日に行われた春日市役所でのデモンストレーションでは、成果物の確認や窓口での説明の様子などを実践していただきました。
学生の意見も取り入れられており、窓口での説明資料には税金の詳しい説明が、申告書の封筒には多言語の表記が新たに追加されていました。
学生の活動が市民サービスの向上につながる素晴らしい取組へとつながりました。
【窓口にて説明する多言語翻訳された資料】
学生の声
「英語を勉強していく中で、分からない単語や普段使わないようなフレーズまで学べました。」
「税金について普段勉強する機会がないが、今回のボランティアで、触れることができ、よい経験になりました。」