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2023.06.28

イベント

【南区と企業との産官学連携】市民向けの災害対策講座を実施しました

企業・大学・行政が一体となった南区初の地域向けイベント、「企業・大学と学ぼう!語り合おう!会 第1回 ”災害に備えよう!”」が南市民センターで行われました。

これは、令和4年にリニューアルした南市民センターの活用促進を目的に、新たに開講された3回シリーズのプログラムです。

第1回は、各校区で防災に取り組まれている市民を対象に、南区内の3企業と大学として本学が協力し、それぞれの専門性を活かし「防災」を共通テーマとした講座を実施しました。

本学の講座を担当したのは、7年前の熊本震災で地域の復興支援に関わった、人間関係学部子ども発達学科の森谷由美子先生です。

「その時、あなたはどうしますか?~防災カードゲーム「クロスロード」で考えよう~」をテーマに、災害を想定して当事者の立場に立ったときに、自分ならどのように判断するか、ゲームを通してお互いの価値観と意見を共有しました。

「クロスロード」は、阪神淡路大震災で災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに開発された、災害現場の困難な意思決定状況で感じるジレンマを疑似体験することができるゲームです。今回は森谷先生のゼミ生の学生を含む、5~6人のグループで体験しました。

ゲームでは先生から出題されたお題に対し、YES/NOカードを使って自分ならどの対応をするか意思を示し、なぜその選択をしたのか、どんな風に感じたのかを意見交換しました。多種多様な考え方、違う意見があり、それぞれの地域や自分自身に求められる防災対策について考える機会になったようです。

参加した学生にとっても、普段関わる機会のない地域の方と意見を交わすこと、また防災についての知識を深める貴重な機会となりました。

企業の講座では、避難所でできる簡単なストレッチの方法や、うどんのたれを使った簡単な防災食の作り方、災害時に備えた薬の管理方法について紹介され、南区からは防災倉庫の備蓄紹介がありました。

本講座をきっかけに、この先起こりうる大雨や台風、地震などのいざという時の備えに活かしてもらえると嬉しいです。