What's New

  1. HOME
  2. What's New
  3. 「女性のキャリア形成」の授業の模様をお届けします。

2023.06.05

「女性のキャリア形成」の授業の模様をお届けします。

本学のキャリア科目である「女性のキャリア形成」では、1年次より段階的に学生自身がキャリアを考え、卒業後に自分らしく道を切り開くヒントを得ていきます。

そして3年次対象の「女性のキャリア形成Ⅲ」では、有志学生による授業運営と、様々な業界の方をお招きして展開される講義が特徴です。
週の真ん中、そして朝一に設定されているにもかかわらず、学内一の大教室の席がほとんど埋まるという大変人気な科目(選択科目)です。

今年度はそんな人気科目「女性のキャリア形成Ⅲ」にお招きしている、豪華な顔ぶれの講師陣によるお話の内容や、運営学生の様子をレポートいたします。

5/24(水)講師:株式会社ティア 代表取締役社長 冨安 徳久氏 「就活講座」

「働くこととは与えること」ということばが非常に印象的なお話でした。

幼いころから「人のために生きなさい」と言われる家庭で育てられたという冨安様は、大学入学前のアルバイトで出会った葬儀社の仕事に魅了され、大学入学を辞退されるほどの熱い思いで葬儀社に就職されました。のちに設立された「株式会社ティア」は感動される葬儀会社として全国的にも注目されています。

「働くことはお金を得ることと思っていると、必ず不平不満が生まれるが、働くことは誰かに、もしくは世の中に喜びや安心を与えることと思っていると、やりがいや働きがいを得ることができます。大人になることとは、そして自立することとは与えられる側から与える側になることです。」と冨安様は話してくださいました。また「何をしていいか分からない人は、まず目の前の人や身近な人を喜ばせましょう、それが自分自身を幸せにし、将来自分が進む道につながります。」とも。

お話の中でお釈迦さまのことば「人生はご縁でできている」を引用されて、「出会えることは奇跡であり、奇跡に日々感謝です」とおっしゃられた冨安様。本当に有難いお話をいただきました。

5/31(水)講師:株式会社梓書院 取締役部長 前田 司氏「人はなぜ本を読むのか -出版社が語る読書のすすめ-」

日本の出版社の大半は東京に一極集中のなか、株式会社梓書院は福岡で50年続く伝統ある出版社です。そこで取締役部長をなさっている前田様から、ご自身が幼少期から読まれていた本の紹介とともに、人はなぜ本を読むのかをテーマにお話しいただきました。

前田様が一番多く本を読み、読書を楽しいと思い始めたのはまさに大学時代からだったそうで、たまたま入ることになった道徳哲学の研究をするゼミで、読解能力も鍛えられたそうです。

「本を読み知識を身につけることで、ますます世の中が楽しくなり、人生が豊かになります。そして更に新しい自分を見つけることもできます。自分が興味関心のあることしか読まないスマホと違って”予期せぬ出会い”が本にはあります。

学生時代はエネルギーもあり時間もあります。読むべきではなく読みたいと思う本をぜひ手に取って読んでください。」

90分のお話のなかで、前田様は様々な読書の魅力を教えてくださいました。図書館に足を運ぶ学生がますます増えることでしょう。