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2024.05.07

メディア・コミュニケーション学科

新任教員:近藤桂司教授のご紹介

メディア・コミュニケーション学科では、近藤桂司教授を今年度新たにお迎えしました。
近藤教授にいろいろとお話を伺ってきました。

-専門分野を教えてください。

デザインです。
父が高校の美術教師だったので、美術やイラストレーションに触れる機会がいつもありました。そして自然な流れで大学ではデザインを学びました。
大学院では「建築記号論」を専門に研究していました。空間の形と意味の関係について理屈をこねていたということです。修了後はミサワホームに入社し、住宅に使用する建材や部品の設計および工場の生産管理を担当していました。

-一般企業から大学の先生になられたのですね。

大学の先生からのお誘いがあったからです。
これまで大学では、インテリアデザインや空間のデザインについて主に教えてきました。
福岡女学院大学ではグラフィックデザインを中心に教えています。デザインとは、イラストを描いたり色をつけたりすることではないんですよ。物に意味を与えたり、全体を見渡しながら細かなところまで考えていく行為が“デザイン”なんだということを学生には理解してほしいと思っています。

-ところで新入生オリエンテーションの際、近藤教授がフルートを演奏し、時には指揮もするという紹介を聞いて、学生がどよめいていましたね。

フルートは中学生の頃からずっと吹いています。中学・高校では吹奏楽、大学ではオーケストラ、他大学のオーケストラでも客演としてフルートを演奏していました。50回以上は舞台に立ったと思います。その後も市民楽団などを経て、20年前には市民の寄附でオーケストラをつくりました。
音楽で街づくりをしようという趣旨で、寄附を集めなければいけませんから、夢を語って、メンバーだけでなくお金や支援者も集め実現させました。

-オーケストラまでつくられた先生から学生へのメッセージをお願いします。

本学科の学生は勉強してそれを身につけたいという意気込みを感じる学生が多く、とてもいいことだと思います。
夢がある人は思っているだけではだめ。とにかく行動してみることで、共感する人がどこかにいて助けてくれます。まずは周囲に夢を語ることが実現への第一歩です。
まだ夢がない人は、夢を語っている人を助けて一緒に行動してみてください。誰かが「一緒にやろう」という時に参加すると、自分の行く先が少し見えてくるかもしれません。
せっかく九州で一番人が集まる福岡という街にいるのですから、もっともっと感性を磨いて、無難に流されず、新しいことを吸収してほしい。学生には、もっと「とんがって」ほしいですね。

 

 

近藤先生、ありがとうございました。

(学科Today編集担当)