今回は短期大学を卒業して就職し、その後、英語教師になるために大学に編入した C.Y. さんを紹介します。彼女は TOEIC で920点（990点満点）という高得点を取得し、さらに教師になるための勉強を続けています。国際英語学科には、彼女のように一旦社会に出て、キャリアアップを目指して編入してくる方がいます。目的意識が明確なので、皆さん優秀です。英語の勉強法など、高校生の皆さんにも役に立つ内容で尋ねてみました。

リーディングに関しては、苦手なパートや問題を重点的に練習しました。教材は正解した問題に正の字を書きながら何度も繰り返しました。また、苦手な問題が分かってきたらその箇所のみを解きました。公式問題集は、時間内で解き終わることはもちろん、復習に時間をかけました。加えて、語彙力を高くする必要があったため「abceed」というアプリを使って隙間時間に単語を覚えました。

リスニングに関しては、ひたすら英語を聞くようにしました。例えば、身支度中に英語のドラマを流して見ました。その際に日本語の字幕は使わずに英語の字幕を使いました。そうすることで聞き取れない箇所も文字で理解することができ内容理解に繋がります。また流れてくる英語を実際に発音することもしました。個人的に話せる英語は聞き取れると考えているので、流れてきた英語を実際に発音し、スピーキングの練習も同時進行で行いました。

最後に、先生に相談し客観的な意見をいただいたことも点数アップに繋がったと考えます。先生のアドバイスから推測する力が足りていないということに気付かされ、その後の勉強に役立ちました。

一度社会に出て、営業職や接客業、講師を務める中で短大生の時には認識できなかった自分をメタ認知することができ、子ども達のために何かをすることや子ども達が笑顔になる瞬間に喜びや幸せを感じていることに気づきました。大好きだった職場に留まる選択肢もありましたが、もっとスキルアップし、多種多様な生徒に英語を通じて関わりたいと思い、大学に編入し教員になることを決めました。現在は、英語教員になるために日々奮闘しています。

私の目標の教員像は大きく２つあります。一つは、生徒の話を聞き、尊重することができる先生です。生徒の意見にはしっかりと耳を傾け、彼らの率直な気持ちや感情を受け止め、理解してあげることが生徒との信頼関係を築く上で重要だと考えています。ときには、想像を越えるような意見や考えが飛び交うこともあるとは思いますが、頭ごなしに否定するのではなく彼らをしっかりと受け止め、理解し、彼らのその後の教育活動や学校生活が良い方向へ進むように指導していきたいです。もう一つは、日々次のステップに向かって学び続ける先生です。例えば、英語面ではTOEIC900点以上を取得しましたが、実際の会話となるとまだ自分の気持ちが上手く表現できないときがあります。もっと英語力を上げて生徒がこんな風に話せるようになりたいと思ってもらえるように精進していきます。教育面では、自分の指導力や教育力に満足せず、生徒のために日々教育について学び続けていきたいです。

皆さん、いかがでしたか。人生には色々な選択肢があります。自分が納得できる道を歩むことができれば素晴らしいと思います。国際英語学科は皆さんの夢を叶えるお手伝いをいたします。

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