本学と小郡市は包括連携協定に基づき、連携事業の一つとして2023年度も【小郡市観光まちづくり調査研究事業】に取り組んでいます。

本事業は、小郡市の観光資源、特に歴史・文化を題材にして、本学の正規課程の授業科目「観光文化論Ｂ（観光まちづくり論）【授業担当：大城麻未先生】」のなかで調査、研究等を行います。最終的には、受講学生一人一人が本授業の中で学び研究したことを自分の意見として、小郡市側に表明(提言)できるようになることを本事業の目標としています。

７月５日（水）の授業では、小郡市長の加地良光様が来学され、本授業の特別講師として講義を行われました。

学生たちは、小郡市が過年度より推進されている「観光まちづくり推進事業」から、新たに進行中の都市計画や文化財を観光資源として活用する課題などについて、市長自らの講義に熱心に耳を傾けていました。最後はこれまで４月から授業で学び研究し続けてきた成果をもとに気になったところを市長へ質問するなど、様々な意見交換が行われました。中には小郡市役所の職員を目指す学生もいて、これからどんな準備をすればいいか尋ねる場面もあり、大変有意義な時間となりました。

講義後には、加地市長と本学伊藤学長との懇談会の時間も設けられ、小郡市内小中学校で小郡市学校支援ボランティアや小郡市学び場支援スタッフとして本学学生10名(参加予定・終了を含む)が参加していることや、観光モニターツアーの実施など、活発な官学連携に関する情報交換が行われました。

小郡市観光まちづくり調査研究事業を通じながら、本学学生の学びの場（フィールド）の提供、地域と本学学生との関わり（繋がり）の機会、その他様々な場面でご協力いただいております小郡市に感謝申し上げますとともに、本事業が成功しますことを祈念いたします。