「教員コラム」では、学科教員の研究教育活動やエッセイを紹介しています。

今年もオンラインを併用しながら授業が進行しています。オンライン授業も二年目に入り、学生にとっても、そして教員にとってもそのメリットを積極的に活用できるようになってきたかと思います。

映像表現演習では、一眼レフカメラの撮影技法、コンピュータを利用したノンリニア映像編集の基礎を学び、映像制作の基本的な知識を修得します。今年度はオンラインでのアニメーション制作を授業で体験しました。

一口にアニメーションといっても様々な技法があります。最近は個人のスマートフォンでも簡単にアニメーションが制作できますが、今回はコマ撮りアニメーションや手描きのアニメーションに挑戦してみました。最終的には、受講者全員が作成したアニメーションをつなぎ、一本のアニメーションに仕上げました。それぞれのアイデアが詰まった初心者とは思えない出来栄えです。オンラインを通じた共同制作は、メディア表現の可能性を考えるまたとない機会になりました。

（二瓶　晃）

テーマは「イメージの連鎖」。形態の連鎖、色彩の連鎖、意味の連鎖など、あるイメージから想起される次のイメージへのつながりを重視します。制作の条件は、最初と最後の画面に丸いものを入れること。共同制作による思いもかけないイメージの繋がりが、気持ちのよい映像の世界を作り出していました。

（作成動画は公開期間を終了しました。）