オンライン授業がはじまってまもなく２ヶ月が過ぎようとしています。遠隔での授業は対面での授業とは違う工夫も必要ですが、遠隔ならではという取り組みもいろいろとできるものです。

 

3年生以上対象の「ビジネス・コミュニケーション」の授業では、ベトナム・ホーチミンと福岡という「遠隔」をオンラインでつないで授業を行いました。ベトナムからゲスト講師としてお話をしてくださったのは、九州出身のジャーナリストの迫田陽子さんです。新聞のコラムやラジオ番組で、ベトナムから定期的にレポートをされています。

 

授業が行われたのは、福岡で緊急事態宣言が解除されてからまだまもない頃でしたが、ホーチミンでは経済活動が徐々に再開されており、街には人々の姿が戻りはじめていました。そうしたベトナムの「今」の様子と迫田さんが感じておられるベトナムと日本の違いを「生」で報告していただきました。また、ジャーナリストとして国際的に活躍されてきたご経験や、ビジネスをめぐるコミュニケーションにおいて迫田さんが大切にされていることは何なのかなど、幅広くお話をきかせていただき、学生からも多くの質問があがりました。時差にして２時間、3000キロ以上離れているとは感じない90分のやりとりに、改めて世界の広がりと身近さを感じた瞬間でした。

（報告：林田真心子）