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2016.08.20

国際英語学科

国際交流領域:ゼミ東京研修報告②

国際英語学科の専門領域に「国際交流領域」があります。国際交流という視点からプロフェッショナルの職場を訪問し、現場の声を聴く試みが川端ゼミで毎年行われています。

川端教授は2013年に本学に赴任するまで、国連本部(NY, USA)政治局政務官として25年間国際紛争解決に携わってきました。ゼミ生は国際的な紛争の原因や国際交流の重要性について学んでいます。

2016年7月31日から2泊3日で東京研修を実施しました。今回の研修は2部構成で、第1部では国連機関で働く現役国連職員の話を聞き、第2部ではテレビ朝日と朝日新聞社を訪ねて国際報道の現場を体験しました。上の写真は「TV朝日報道ステーション」リハーサル中に撮影したもので、アナウンサーの平石直之様にも入って頂きました。

第2部の概要はチームリーダーのA.Mさん(国際英語学科3年)がまとめました。以下A.M.さんの報告です。

2016年7月31日(日)TV朝日本社訪問

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TV朝日入口前にて

「報道ステーション」前チーフプロデューサー藤岡信夫様(現・営業局長)の案内により、局内の施設や撮影現場をつぶさに見学しました。その間、報道局で国際報道に携わる三輪敦子記者も同行して下さいました。

まず編集局を見学しました。室内には多くの機材があり、常に機材が正常に働くよう室温管理がされていました。続いて報道番組のスタジオに移動し、番組収録の様子やニュースが On Air されるまでの一連の流れを体験しました。

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小スタジオでの撮影 アンカーになった気分を味わいました

2016年8月2日(火)朝日新聞本社訪問

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研修の最終日は築地にある朝日新聞本社を訪問しました。政治部の藤田直央記者の案内で編集局内を見学させて頂きました。テレビ局とは雰囲気が異なり社内はとても静かで多くの書類やデータに囲まれて仕事が進められていました。

見学に続き川端教授と朝日新聞論説委員の間で非公式な勉強会が開かれました。国連安保理改組、アフガン和平、イラク戦争、シリア紛争への対応に携わった川端教授の立場から、日本のメディア、とりわけ朝日新聞の国連報道のあり方について踏み込んだ提言や議論が交わさました。

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勉強会の様子 画面右奥が川端教授

□高校生及び後輩へのメッセージ

今回の研修で最も印象に残ったのはTV朝日での体験でした。見学の終わりに藤岡様や三輪様と質疑応答の時間をとって頂き、テレビ局が求める学生像など以前から疑問に思っていた様々な質問をぶつけることができました。さらに、国際報道における特派員の具体的な役割などについても第一線で働く方々の考えに触れることができ、新たな発見と知見を得ることができました。

今までマスコミ関係、特にテレビの分野で仕事をしたいと考えていましたが、UNICEF等の国際機関での活動も考える良いきっかけとなりました。また、同じメディアでも仕事は多様で、将来の可能性を広く捉えることができました。研修を通して進路に関する視野が大きく広がったことを実感しました。

大学に在籍する後輩の皆さん:
就職活動はまだ先のことですがこれまでの自分を振り返り、将来どのようなことをしたいか今から考え始めましょう。私は3年になり、これまで漠然と考えていた進路が少しずつ具体的に見えてきました。普段入ることのできないメディアや国連オフィスへ訪問することができ、今後の進路を考える貴重な体験となりました。

本学を目指す高校生の皆さんへ:
私の所属ゼミでは「英語」だけでなく、「外交や国際ビジネス」についても専門に学ぶことができます。将来英語を使って働きたい、海外を拠点として仕事をしたい、国連を初めとする国際機関に興味があるという方は、ぜひ「国際英語学科」で一緒に学びましょう。