お知らせ

【学院】寺園院長と大学国際キャリア学部徐准教授が北京で学術交流を行いました

2019年6月1日~5日、中国の研究者と学術交流のため、寺園院長と大学国際キャリア学部 徐准教授は中国北京を訪問しました。 

 

 今回、中国社会科学院世界宗教研究所並び北京師範大学哲学院から招待され、寺園院長は「日本の宗教哲学におけるバルト思想の受容―滝沢克己と西田幾多郎の場合」と題し、二回の講演とディスカッションを行いました。

 講演において示された論点は多岐に及びました。なかでもその話題の中心にあったのが日本の代表的哲学者・西田幾多郎及び、神学者・滝沢克己が影響を受けた、20世紀のキリスト教神学に絶大な影響を与えた、スイス神学者バルトの思想を巡る検証です。

 

 寺園院長は、まず滝沢克己の思想を紹介しました。滝沢は確かにバルトの思想の概念を用い、共通しているものはあるものの、思想の内実はバルトとは違い、むしろ滝沢の思考においては、禅仏教から、そして特に西田の仏教的な宗教哲学から強い影響を受けていると語りました。さらに西田幾多郎は書籍や論文等を通して、滝沢よりも早くバルトを知っていました。しかし、西田は禅仏教に基づいて哲学を展開させ、キリスト教的、神学的な概念を、自分の思想を述べるために利用し、バルトに言及することはあっても思想的な影響を受けることはなかったと寺園院長は自分の見解を披露しました。講演の後、中国のバルト研究者や博士課程の学生から次々と質問が寄せられ、活発かつ充実したディスカッションと学術交流が行われました。

 


 寺園院長の講演は、日本の哲学者や神学者の思想を視野に収めながらも、日本の宗教哲学におけるバルトとの出会いの生の歴史へと中国の研究者を誘う、極めて魅力的なものでした。

 

 

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