国際キャリア学科の六期生にあたる現４年生の就職活動はコロナ禍により大きな影響を受けました。しかし、こうした逆境といえる状況のなかでも六期生たちは果敢に挑戦を続け、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは志望していた企業より内定をいただいた国際キャリア学科４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第８回は入学以来、客室乗務員（CA）を目指し、努力を続け、この度、第一志望である株式会社ジェイエア様より客室乗務員の内定をいただき、幼いころからの夢を叶えたS.Kさん（福岡県立武蔵台高等学校出身）からの喜びの報告です。 

 

航空会社内定者のうちジェイエアの客室乗務員（ＣＡ）に内定したM.Nさん（福岡県立久留米高等学校出身）の就職活動体験記はこちら。

航空会社内定者のうちANA福岡空港のグランドスタッフに内定したA.Yさん（佐賀県立伊万里高等学校出身）の就職活動体験記はこちら。

国際キャリア学科４年生の航空会社への就職内定状況はこちら。

私はこの度、第一志望の株式会社ジェイエアより客室乗務員として内定をいただきました。

 

就職活動を振り返ると、「熱意」と「諦めない心」が何より大切だと思います。コロナ禍のなかで久しぶりの客室乗務員の採用募集が出た航空業界ですが、採用数は少なく、どこも狭き門で、挫けそうになることもありました。しかし、「熱意」と「諦めない心」、この二つは絶対に忘れずに取り組み続けてきました。これから就職活動に挑む後輩の皆様にもこれだけは忘れないでいていただきたいです。

 

私は幼い頃から飛行機が大好きで、初めて飛行機に乗った際に客室乗務員の方に惹かれて以来、１３年間、ずっと客室乗務員になることを目指してきました。そのため、福岡女学院大学に入学後も、１年生の時から国際キャリア学科がアシアナ航空と提携して実施している客室乗務員研修（ソウル）や大学のClass J、航空実務研究などのエアライン研修には全て挑戦してきました。研修では座学で学べることはもちろん、実際に制服を着て体験させていただくこともあり、航空業界に必要なスキルを学び、改めて自分の夢への気持ちを強めることができました。

 

２年次には新型コロナウイルスの感染拡大により、海外留学が中止となってしまい、計画していた大学生活を送れなくなってしまいました。しかし、この期間を無駄にせず、将来のために力になることに取り組もうと思い、勉強を続けて９つの資格を取得し、TOEIC®の点数を200点以上、上げることができました。

 

そして、大学３年生の夏から本格的に就職活動を始め、会社説明会や合同説明会にたくさん参加しました。当初は航空業界の募集が出るかどうか未定でしたので、別の業界のサービス業を中心に企業研究を行いました。その後、２３年卒の航空業界の募集が発表され、企業研究と自己分析を重ねていくなかで、「やっぱり客室乗務員になりたい」という思いを強めました。

 

航空業界は面接の始まりが５月や６月と他の業界より少し遅かったため、周りの友人達が内々定する頃に二次選考、三次選考と進んでいきます。その間、何よりメンタルを保つことが大変でした。また、航空業界ではコロナ禍で採用が止まっていたため、同じ思いを持つ方々が多く、面接会場には多くの就活生がいて、自信が無くなりそうになることもありました。面接中も何度か頭が真っ白になって上手く伝えられないこともあり、先の見えない状況に心が折れそうになることもありました。ここで大切なのが、やはり「熱意」と「諦めない心」でした。客室乗務員になりたいという思いは誰にも負けないくらい大切にして、絶対に叶えると信じて、国際キャリア学科の先生方や友人、家族の力も借りながら全力で取り組み続けました。そして、結果として目指していたジェイエアより客室乗務員の内定という素敵なご縁をいただき、夢を叶えることができました。今まで支えてくださった方々には心からの感謝でいっぱいです。

 

後輩の皆さん、就職活動では想像以上に辛く、苦しい時もあるかと思います。私も悔し涙を流す時がありました。しかし、諦めずに努力と挑戦を続ければ夢は叶うと思います。何事も経験が大事で、自分はできると信じることが大切だと思います。強い心で挑んでください。

 

大学生活は本当にあっという間に過ぎていきます。私達も気付けばもう卒業です。ぜひやってみたいなと少しでも思ったことには何にでも挑戦してください！それを応援する環境がこの福岡女学院大学、国際キャリア学科（ICD）には整っています。結果として、そうした経験が強みとして就職活動にも活きてくると思います。この大学、学科で学べることはたくさんあります。ぜひたくさんのことに挑戦して、実りある大学生活を送り、一緒に夢を叶えましょう！心から応援しています。