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    人間関係学部 心理学科

    人間関係学部 心理学科Today 一覧

    2017年
    12月11日

    授業紹介:3年次 分部ゼミ(『専門演習』)

     3・4年次になると学生たちは“ゼミ”に所属し、指導教員のもと、ゼミの仲間たちと研究や学外活動に励むことになります。ゼミは大学の中で最も教員の個性が反映された場所と言えますが、そこでの取り組みはなかなか見えにくいものです。そこで『心理学科Today』では、心理学科の教員たちがゼミでどのような活動を行っているのかを紹介していきます。第1回となる今回は、分部講師の3年次のゼミです。

     

     分部ゼミでは、「新規かつ重要な価値を社会に提供する力の育成」を目指しています。この目的のもと、学生たちは2つの“プロジェクト”を進めていきます。

    プロジェクト1:学術研究
     一つ目のプロジェクトは、学術研究です。学生は自分の日常経験を振り返り、興味を持っていること、不思議に思っていることを振り返ります。そのうえで、それらについて「なぜ “それ” が起きるのか?」という仮説を立て、実験や調査をもとに人の心の特性を明らかにしていきます。
     この中で最も難しいのは、断然、「学術的に新規で重要な仮説を考える」です。「ある事象を掘り下げ、その発生原因について仮説を考える」…これは、心理学を学び始めて2年の学部生には至難の業です。そこで、学生たちにはゼミ決め直後(2年次)にノートを渡し、興味ある現象について「人って意外と〇〇ではないか」と発見したことなどを書き留めるとともに、「なぜそうなのか?」という理由を日々考えることを課しています。このような「不断の熟考」は苦しいものですが、そこで得られる力は非常に大きいものです。ゼミ決め直後は、「何に興味があるの?」と尋ねても「え…ないです」と答え、「なぜだと思う?」と問うても「えー…」と黙っていた学生たちが、自分の具体的な興味や疑問に向き合い、そこから「ヒトの心の理」についての一般的な理解を抽出し、成果を学会で発表するまで力をつけています(下記写真の左)。
     以上の「課題を自ら発見・解決し、それにより新規で重要な視点を社会に提供する訓練」は、これから社会に出る学生たちにとって不可欠なものです。そして何より、心理学や神経科学に慣れ親しんだ教員にとっても、学生たちの意外な発想に触れる機会となり、大きな楽しみになっています。
     
    無題.png

    プロジェクト2:学外連携事業
     もう1つのプロジェクトは、学外連携事業です。学生たちは、専門知識の心理学を活かして実社会の課題を発見・解決する活動(課題解決型学習; PBL)に取り組みます。
     その一つが朝倉市の地域創生事業です。地域創生は全国的な課題であり、多くの自治体が観光パンフレットなどを作っていますが、それが交流人口増加の呼び水になることは多くありません。なぜでしょうか?この課題の解決策として、学生たちは「参加型あさぐらむ」(上記写真の右)を生み出しました。
     自治体が行う観光PRは通常、自治体が観光客に一方向的に発信するもので、そこに観光客が参加する余地はありません。しかし、人には自分が関与したものを好きになる傾向があります(IKEA効果)。また、誰もが少なからず「自分は特別でいたい」「自分を認めてもらいたい」と願っているものです(自己高揚動機・承認欲求)。そのため、朝倉市の公式HPに市の魅力的な写真を集め(あさぐらむ)、そこに皆が参加できるようにすれば、観光客が自己表現の手段として撮影した見栄えの良い写真が朝倉市の魅力としてHPから発信され、同時に、観光客は朝倉市に関与することで市への愛着が高まります。さらに朝倉市側も、観光客や市民が撮った写真をもとに地元の魅力を発見・再発見し、次の観光PRにつなげることも可能になります。このように「参加型あさぐらむ」とは、心理学を活かしながら、朝倉市を好きな人、市の魅力を発信してくれる人を増やすことで、市の活性化を目指したものです。
     また学生たちは、以上の取り組みを多くの方に知って頂き、参加して頂くために、プレスリリースにも挑戦しました。「どのような文を書けば自分たちの企画に興味を持ってもらえるか」を熟考しながら、何度も文章を練り直しました。その結果、12月5日の西日本新聞夕刊1面をカラーで飾るなど、複数の新聞やテレビなどで取り上げて頂くことまでできました。
     これらの活動は学生にとって(そして教員にとっても)時に大きな困難となりますが、「課題を自ら発見・解決し、新規かつ重要な視点を社会に提供する実践活動」を通じて、学生たちは(そして教員も)大きく成長していきます。
    (担当:分部)

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