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2012.09.10

福岡女学院大学公開講演会「そうだったのか、イエスの言葉!」(10月20日開催)

福岡女学院大学主催の公開講演会を、山浦玄嗣氏(岩手県大船渡市開業医・ケセン語研究家)を講師に迎え「そうだったのか、イエスの言葉!―福音書の新しい日本語訳、新しい読み方―」と題し10月20日(土)に開催いたします。
岩手県大船渡の山浦氏は、新約聖書を地元の里言葉「ケセン語」に訳し、全国から反響を呼んだことで知られています。昨年、自らも被災した氏は各地の方言を駆使した四福音書『ガリラヤのイェシュー』を新たに刊行しました。今、このユニークな労作に至った道程をたどり、翻訳の作業であらわになった標準語・共通語の問題点、イエスの使信と従来の和訳聖書の紛らわしさ、地方文化と方言の復権に対する思いなどを熱く論じ、3.11の災禍を引き受けて生きる希望のありかを語ります。
是非ご来場いただきたく、皆様のお越しをお待ち申し上げます。

日時 2012年10月20日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場 福岡女学院大学4号館2階(421教室)
主題 そうだったのか、イエスの言葉!―福音書の新しい日本語訳、新しい読み方―
講師

山浦 玄嗣(ヤマウラ ハルツグ)氏
1940年、東京生まれ。生後間もなく母方の故郷岩手県釜石に移住し、その後気仙郡越喜来村に疎開。東北大学医学部、同大学大学院(外科学専攻)卒業後、同大学抗酸菌病研究所助教授。1986年故郷の大船渡市盛町で山浦医院を開業、現在に至る。医師としての仕事の傍ら、気仙地方の方言をケセン語として研究。『ケセン語入門』(1987年)、『ケセン語大辞典』(2000年)などを著した後、『ケセン語訳新約聖書・マタイによる福音書/マルコによる福音書/ルカによる福音書/ヨハネによる福音書』(2002~2004年)を完成、他に『父さんの宝物』(2003年)、『ケセン語の世界』(2007年)、『ガリラヤのイェシュー』(2011年)、『イエスの言葉ケセン語訳』(2011年)など多数。カトリック大船渡協会信徒。

『ガリラヤのイェシュー』
イエスの時代を幕末に置き換え、登場人物をその職業や立場に相応しい全国の里言葉で語らせた「演劇的な」(池澤夏樹)四福音書。ギリシャ語原典の語意を鋭く解釈し、一般社会にはほとんど通用しない聖書特有の用語を避けた、語りの熱い伝統のある陸奥(みちのく)ならではの訳業といえる。井上ひさしの理想―難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く、面白いことを真面目に、真面目なことを愉快に、そして愉快なことはあくまで愉快に―を想起させる臨場感あふれる<よきたよりの書>。

主催 福岡女学院大学
後援 福岡市、福岡市南区、福岡市教員委員会、春日市、春日市教員委員会、大野城市、大野城市教育委員会
入場料 無料
お問い合せ先 福岡女学院大学 本部・大学総務課
 〒811-1313 福岡市南区曰佐3丁目42-1
 TEL 092-575-2971
 FAX 092-575-4456
 メールアドレス d_somu@fukujo.ac.jp
 ホームページ http://www.fukujo.ac.jp/university/
詳細 チラシ(PDF:344KB)