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    人文学部 メディア・コミュニケーション学科

    人文学部 メディア・コミュニケーション学科Today 一覧

    2017年
    05月31日

    学生インタビュー:チャペルポスターを描いたJ.Sさんが語る創作への熱意

    メディア・コミュニケーション学科3年生のJ.Sさんの作品が、チャペルポスター・コンテストの院長賞を受賞しました。このコンテストは、福岡女学院の学びの中心であるチャペル礼拝をよりよくするために、学生作のポスターを広く募集するものです。メディア・コミュニケーション学科生の院長賞受賞は、2016年度に続いて2年連続の快挙でした。

    学院の歴史を刻むパイプオルガンを堂々と描いたJ.Sさんの受賞作からは、チャペルの厳かな雰囲気が伝わってきます。どのようにこの作品が生まれたのか、ご本人に話をうかがいました。

    ・まずは受賞おめでとうございます!

    ありがとうございます、本当にうれしかったです!
     
    ・パイプオルガンを仰ぎみるような構図が印象的です。
     このアイディアは、応募を決めたときには思いついていましたか?


    構図にはすごく悩んだのですが、チャペルと聞いて頭に浮かんだのは、やっぱりパイプオルガンでした。高校生時代に初めて見たときに、とにかく圧倒された記憶があります。普段のチャペルで見慣れたものでも、いざ描くとなると苦労しました。

    ・たしかに、細かい意匠も多くて複雑なつくりですよね。

    はい。なので、写真を撮って、それを参考に描きました。実物の印象を表現するのは、本当に難しかったです。

    ・どんな画材を使って描いたのでしょうか?
     
    ごく普通の色鉛筆です。私は色鉛筆やクレヨンを使って絵を描くことが多くて、水彩色鉛筆を使うこともあります。
     
    J.Sさん愛用の画材一式
    J.Sさん愛用の画材一式
     
    ・デジタルツールを使うよりも、手描きのほうが得意ですか?
     
    そうですね。でも、描いた絵をスキャンして色をつけたり、文字を加えたりと、デジタル化して加工する場合もあります。今回もコピーとのバランスですごく悩みました。
     
    ・なんと、コピーも一緒に応募していたのですね……!

    はい。チャペルでもらう紙(チャペル週報)をすみずみまで読んで、「つながり」を表現しようと決めました。そこから言葉を選ぶのがまた難しくて、絵のアイディアよりも悩んだかもしれないです。
     
    ・イラストだけでなく、コピーライティングやレイアウトまで、
     オールラウンドに制作を手がけていたとは驚きです。
     絵やデザインの勉強は、大学に入る前からも続けていたのでしょうか?

     
    絵を描くのは小さいころからずっと好きでした。昔から絵本が大好きで、その影響だと思います。でも、大学に入るまでは専門的に絵を学んでいたわけではありません。高校3年生のときにお別れ会を企画していて、その招待状を描いてみないかと先生に頼まれたことが、今思えば最初の「ものづくり」だった気がします。

    ・絵本好きの子供時代から一歩進んで、
     さらに絵やデザインに興味を持つようになったきっかけは?


    この学校のオープンキャンパスで見た大学案内の冊子です! そこに載っていたイラストを描いたのがメディア・コミュニケーション学科の学生だと知って、「私も大学生になったらこんな絵を描いてみたい!」と思ったんです。

    ・実際に、昨年の大学案内ではJ.Sさんが描いたイラストが使われていましたね。

    はい。この大学案内のイラストも公募でした。私は当時1年生でまだ技術もなく、普通の色鉛筆と水彩色鉛筆を使い分けて描いた絵を、紙のままで提出しました。上級生の方はデータで提出していたようなので自信がなかったのですが、大学案内の扉絵を描くのは入学前からの念願だったし、学科の特色を表現できるように試行錯誤しながら一生懸命とりくんだ絵だったので、採用されてすごくうれしかったです。
    過去の大学案内に使用されたイラストたち(下段がJ.Sさん作)、先輩たちの創作熱が脈々と受け継がれています
    過去の大学案内に使用されたイラスト(下段がJ.Sさん作)
    先輩たちの創作熱が脈々と受け継がれています
     
    ・このイラストの背景に、そんなストーリーがあったとは……!
     最後に、印象に残っている学科での経験をひとつ教えてもらえますか?

     
    んー、好きな授業や思い出がたくさんあるので悩みますが…………2年生のときに見学した、金藤先生の「デザイン演習II」が印象に残っています。
    金藤ゼミが制作した学科紹介冊子
    金藤ゼミが制作した学科紹介冊子

    この授業では、金藤ゼミの3年生が学科を紹介する雑誌づくりに取り組んでいました。私はその様子を拝見するだけでしたが、上級生の方々は構成も挿絵も全てを自分たちで決めて動いていて、紙の質感ひとつに至るまでじっくり吟味していました。漫画をとり入れているページもあったり、いろんな要素があって、広告や雑誌の編集はつくづく奥が深いと感じました。
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    色鉛筆のやさしい絵のタッチそのままに、J.Sさんご本人もやわらかなナチュラルトーンで、ていねいに取材に応じてくれました。3年生に進級してからは金藤ゼミに所属し、先輩たちのように創作に打ち込みながら、今度は頼もしい背中を新しい世代に見せてくれることでしょう。新しい作品ができたら、またぜひ見せてくださいね。楽しみにしています!
     
    (学科Today 編集担当)

    2017年
    05月12日

    授業紹介:木版画によるDiY実践(その2:刷る)

    先週に続き木版画コースターの制作を進めます。今週は最終段階の印刷の工程に挑戦です。

    まずは印刷の準備から。まず古新聞を敷いて、不要になったクリアファイルを半分にしたものを、セロテープで固定します。身近なものを再利用するだけで、手軽にインクをのせる台の完成です。ここに油性の木版画用インクを出して、ローラーでしっかりのばします。

    慎重にストロークを重ねる学生もいれば、はたまたガーッと音を立てながら荒々しいローラー使いをみせる学生もいたりと、インクの乗せ方ひとつとっても個性が出ます。お互いに作業の様子を見守りながら、手さばきににじみでるそれぞれのキャラクターを楽しんでいました。

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    続いて、いよいよ木版にローラーでインクをのせます。刷りムラが出にくいように動かす方向を変えたりしながら、まんべんなく表面にローラーを転がしていきます。インクがしっかりついたら紙を乗せて試し刷り。竹の皮でできたバレンを、繊維の目にそって動かしながらこすります。


    木版に乗せた紙をおそるおそる剥がしてみると「おおおおおーーー!」と歓声があがります。試し刷りをすると、彫りの足りないところやが確認できるので、ここからまた微調整や彫残し部分を修正していきます。今回は商業的なデザインを模写したので、仕上がりをお伝えする写真は残念ながら割愛……。オープンキャンパス等で展示する予定なので、ぜひお越しください。

    試し刷りに納得できたら、いよいよコルクに印刷します。今度はバレンではなくプレス機の出番かな……と思いきや、またまた古新聞が登場です。床に敷いた新聞紙にコルクをのせて、インクをつけた木片をそっと置きます。その上に更に新聞紙をのせたら、自分の足でギュギュギュと踏みつけて印刷します。人間プレス機とでもいうべき手法です。身近でシンプルな道具を駆使してこそのDiYなのです。とくに新聞紙はマスキングや掃除など万能に使えます。

    紙に印刷した時には感動の出来栄えだったのに、コルクに印刷してみると思ったように絵が写らずに苦戦している学生も多く「どうしてー」とショックを隠せない様子。素材との相性を考えながら、トライ&エラーを繰り返します。うまくできたクラスメイトの例と見比べて、「彫るのが浅かったのかな」「踏むのが足りなかったのかな」「体重が足りなかったのかもね」などなど、友人たちとあれこれおしゃべりしながら、しっかり原因を探って試行錯誤していました。なかには版木の角を使って、コルクにインクを後から重ねて微調整する手法を独自に編み出す学生も。各々が創意工夫をしながら、理想のプリントを目指します。

    ちなみに、このワークショップでは作品の出来不出来や、技術の巧拙にもとづいた評価はしません。DiYは自分で自分を納得させるかどうかの勝負です。自ら課した条件をクリアするために、妥協することなくじっくり挑戦する姿勢を身につけます。
    (学科Today 編集担当)

    2017年
    05月01日

    授業紹介:木版画によるDiY実践(その1:なぞる・写す・彫る)

    メディア・コミュニケーション学科には、講義で理論を学ぶだけでなく、作品をつくりながら考える授業もあります。そのうちの1つ、「ワークショップE」のとりくみをご紹介します。

    この授業が行われる「造形実習室」は、さまざまな制作ができる道具や資材が揃う教室です。ふだんの教室で見慣れた学習イスだけでなく、ペイントの跡がついた使い慣らされた大きな作業台や、図工用の背もたれのない四角いイスが並びます。ものづくりが好きな人たち、わくわくするような雰囲気があります。

    さて、この授業のテーマはDiY実践です。木版画による原始的な印刷と複製の技法を身につけて、大量生産されたものをただ消費するのではなく、身近なものを自分でつくりあげることの意義を楽しく学びます。本日の課題は、習作を兼ねた木版画コースター作りです。
     
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    まずはデザインを「なぞる」作業です。トレーシングペーパーにコースターの出来上がりサイズを描き、十字に折り目をつけ中心を決めます。その中心を写したい図案に合わせてみると、缶のデザインの中心がずばり「ここだ!」と分かる点が見つかります。ふだん何気なくのんでいた缶ジュースでも、手に取る人の視点に合わせて文字や絵の位置が巧妙に計算されていることに気づきます。

    ただし表面をなぞるだけどはいえ、缶は曲がっているので簡単ではありません。転がらないように抑えながら、各自持ち方を工夫していました。
     
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    ていねいになぞった後は、ひっくり返したトレーシングペーパーとカーボン紙を版画用のベニヤにのせて「写す」作業です。ここで図案を反転させわすれると、印刷したときに左右があべこべになってしまうので要注意。この段階では図や文字が反転しているし、色が無く線のみで表していることもあり、「彫ったところが白くなるの?あれ、黒くなるんだった?」と多少混乱している様子も。

    出来上がりを黒く表す箇所、白く表す箇所とを区別できるように軽くペンで色をつけ、次はいざ彫刻刀で「彫る」段階へ。小学校時代に使用して以来だと言う学生も多く、久々に見る彫刻刀に「なつかしい~」という声があがりました。改めて、彫刻刀の種類やその特性と安全な使い方を確認したら、さっそく彫り始めます。

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    誰もが一度は小学校の図工の時間で経験しているだけあり、すぐに道具の正しい使い方を思い出して理解し、作業は黙々進みます。ときには隣の人とおしゃべりしてリラックスしたりも。顔をつき合わせての制作では、こうした対話も大切です。

    同じ図を扱っていても、ペンで図案をなぞるのと、彫刻刀で彫るのとでは、まったく感触が異なります。インクで線をひいて考えていたものを、刀で凹凸に変換するとなると、頭で考えていたものと違って苦戦する学生もちらほら。これぞ実体験の学びです。

    本日のワークショップはこれまで。次回はいよいよ印刷に挑戦します。

    (学科Today 編集担当)

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