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    国際キャリア学部 英語学科

    国際キャリア学部 国際英語学科Today 一覧

    2018年
    03月14日

    (授業紹介)Global English Fieldwork: 参加学生11名のベトナム縦断紀行(その3/5)

    常夏の街、バリア・ブンタウ

    読者の皆様は、ベトナムのバリア・ブンタウ省という地域の名前に聞き覚えがあるでしょうか。実は、日本人にはかなり馴染みの薄い省ではないかと思われます。総人口は100万人強、そのうち、現地滞在の日本人の数は20名程度です。日本人観光ツアーの中に組み込まれることも、ほぼ皆無です。ですが、太平洋に突き出した半島状のブンタウ市の海岸線からの眺望は圧巻で、その沖合で取れる魚介類は他地域の追随を許さない新鮮さと旨味を誇ります。気候は一年を通じて安定しており、日照時間もたっぷりある常夏の海洋都市です。また、ブンタウ沖では原油と天然ガスが採掘されており、原油の埋蔵量はベトナム全土の約90%を占めています。実はベトナムは「産油国」だったのですね。
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    バリア・ブンタウの海と空

    タンビン・フーミー社訪問

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    バリア・ブンタウ省での最初の訪問先は、観光・不動産開発、工業団地開発を手がけるタンビン・フーミー株式会社です。応対してくださったのは、同社会長を勤めておられるNguyễn thị thảo nhi(グエン・ティ・タオ・ニー)さん、同常務取締役の風間賢雄様、経営部長補佐の新延晃代様、そして、バリア・ブンタウ省人民委員会内ジャパン・デスクの宮下朝行様でした。100%ベトナム資本のタンビン・フーミー社ですが、日本人が複数名関与しています。常務の風間様は、元々は日系大手総合商社にお勤めされており、数十年に渡るベトナムでの商社マンとしてのご実績と、社長として日系工業団地の経営を切り盛りされていた手腕を買われ、数年前にタンビン・フーミー社の役員に就任なされ現在に至っておられるとのことです。
    タンビン・フーミー社は、現在、バリア・ブンタウ省内で、ベトナム中央政府から日系企業誘致のための特別工業団地に指定された「フーミー3」工業団地の造成と、入居企業誘致の為のプロモーション活動を精力的に行なっており、風間常務はその先頭に立って御活躍されています。工業団地は、総面積が999ha、生産地区に加えて、変電所、排水処理地区、居住区、教育施設、エンターテインメント地区(公園、ゴルフ場)、ショッピングエリアを備えた、複合的エリアとして整備される計画です。現在、すでに大手家具メーカーが工業団地内に工場を建設して操業中であり、これに続く日系大手企業の進出・入居が予定されています。
    フーミー3工業団地整備事業を始めとするタンビン・フーミー社の事業活動について、経営部長補佐の新延晃代様からご説明をいただきました。
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    新延様のご説明風景

    プレゼンの後、事務所玄関前で記念撮影、そして、フーミー3工業団地内を視察いたしました。学生達には普段、馴染みの無い土木の世界でしたが、この機会に貴重な体験の時間を持つことができたことと思います。
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    風間常務へ記念品(博多人形)を手渡し
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    工業団地事務所玄関口での記念写真
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    工業団地内の巨大な排水処理施設
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    入居予定企業による安定地盤までの杭打ち現場。着々と工事が進む

    工業団地の視察に続いて、タンビン・フーミー社によるアレンジで、フーミー3工業団地に隣接する「カイメップ港」を視察いたしました。安全上の理由から車内からのみの視察になりましたが、港湾管理者一名が私たちの乗る車に乗り込んでくださり、英語で丁寧な解説を加えてくださいました。
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    車窓を通してみるカイメップ港の巨大なガントリー・クレーン(荷役施設)
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    車中からみる荷役作業中の貨物船舶
     

    バリア・ブンタウ省ジャパン・デスク訪問

    フーミー3工業団地を後に、一行は次の訪問先である、バリア・ブンタウ省人民委員会内のジャパン・デスクへ向かいました。応対いただいたのは、フーミー3工業団地からご同行いただいていた宮下朝行様です。ジャパン・デスクは、日系企業がバリア・ブンタウ省に進出する際に、必要とされる様々な案内や情報提供、そして進出のためのアドバイスを提供しています。宮下様は大阪府内の市役所からの出向という形で、現在の職責を担われています。ちなみに、ジャパン・デスクのオフィスがあるバリア・ブンタウ省人民委員会合同庁舎は、著名な日本人建築家が設計を手がけておられます。
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    バリア・ブンタウ省人民委員会庁舎の玄関前にて

    宮下様からは、バリア・ブンタウ省ジャパン・デスクについて、その役割が①日系企業誘致促進、②日系企業のサポート、③日越友好の架け橋にあること、そして、具体的な活動内容としては日系企業向けの投資セミナーの開催、日系企業と省政府とのラウンドテーブル形式の意見交換会の開催、日本商工会議所視察団の受け入れなどについて、詳細なご説明をいただきました。
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    ジャパン・デスク大会議室での会議風景

    大変貴重な情報を得ることができたこの日は、朝から会議、プレゼン、視察と、イベントが立て続きに組まれました。ですが、学生達の興味・関心は尽きることがありません。ジャパン・デスクを後にして、一行は最後の訪問先であるバリア・ブンタウ大学に向かいます。そこでは私たちとの交流を何日も前から楽しみにしていたという、バリア・ブンタウ大学言語文化学部(英語と日本語を専攻)の学生、総勢50名からの熱烈な歓待を受けることとなります。その模様は、また次回の「国際英語学科Today」でご紹介いたしましょう。

    2018年
    03月12日

    (授業紹介)Global English Fieldwork: 参加学生11名のベトナム縦断紀行(その2/5)

    霧雨の街、ハノイ

    連日、霧雨に見舞われたハノイでは、早朝6:00のランニングエクササイズに始まり、しっかり朝食を取り、プレゼンの練習とミーティングの時間をたっぷり持つことで、参加学生全員の士気とモチベーションの高揚が図られました。11名は、まだまだ元気一杯です。今回は、三番目の訪問先である日越大学での活動内容をご紹介いたします。

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    思いがけなくも日越大学側からご用意いただいたベトナムの伝統的アオザイとともに

    日越大学(VJU)訪問

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    日越大学(Vietnam Japan University : VJU)は、2010年10月末に、当時の野田佳彦首相とグエン・タン・ズン首相との間で交わされた日越共同声明の精神に則り、日越友好の象徴として、またベトナムでの最高水準の教育・研究・人材育成の拠点として、2016年の9月に開学されました。現在は『地域研究』・『公共政策』・『企業管理』・『ナノテクノロジー』・『環境工学』・『社会基盤』・『気候変動』の7分野のカリキュラムと、共通科目としての『日本語教育プログラム』を有する大学院大学です。近い将来、学部学生の受け入れのためのカリキュラムの拡大が予定されており、現在そこに向けての取り組みが進められています。

    日越大学では本学学生を迎え入れる周到な準備がなされており、教職員の皆さん、そして多くの学生が様々な趣向を凝らした交流プログラムをご準備下さいました。その中でも取り分け私たちを驚かせたのは、日越大学側が本学学生のためにアオザイの用意をしてくださっていたことです。11名の学生は、ご準備いただいたアオザイを身にまとい、日越大学の学生の皆さんとの交流会に臨みました。

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    ベトナムのアオザイとともに

    交流会のアジェンダは、まず日越大学側からのカリキュラムや研究内容のご紹介プレゼンテーション。そして、本学側からは福岡女学院大学の歴史・組織概要、国際交流の取り組み、キャンパスライフについての紹介プレゼンテーションを行い、その後に質疑応答が交わされました。ややかしこまったディスカッションの後に、日越大学学生の皆さんによる交流プログラムが始まりました。本学学生は複数のグループに分かれ、日越大学学生と一緒のゲームに臨みました。交流会の中では、旧正月(春節)で必ずベトナム家庭の食卓に出される、伝統食材がふるまわれました。餅米の中に豚肉や鶏肉を入れ、それを丸ごとバナナの皮に包んで一昼夜発酵させるものです。

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    終始和やかな友好的ムードに包まれながら、約3時間半に渡る長時間の交流プログラムを無事終えることが出来ました。
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    チーフアドバイザー米田様(JICA派遣)へ記念品(博多人形)を手渡し

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    日越大学の教職員・学生の皆さんとともに
     
    ハノイでの3機関(中央管理経済研究所(CIEM)、国際協力機構(JICA)、日越大学(VJU))への訪問を無事に遂行し終え、11名の参加学生は愈々英語とベトナム語でのコミュニケーションスキルに自信を深めた様子です。ハノイでの滞在期間中は、旧正月(春節)が明けて間もない例年の天候の通り、やや肌寒さが残って霧雨が終日降り続く毎日でした。明日は曇天のハノイを抜けて、常夏のホーチミンへ、さらにその先の南部バリア・ブンタウへと翔び立ちます。次回の「国際英語学科Today」では、灼熱の陽光が降り注ぐバリア・ブンタウでの活動の模様をご紹介いたします。

    2018年
    03月10日

    (授業紹介)Global English Fieldwork: 参加学生11名のベトナム縦断紀行 (その1/5)

    国際キャリア学部では、主に3年生を対象とした科目:Global English Fieldworkの中で、実用英会話と異文化交流の場を通して、海外の人と文化との交流、そして英語コミュニケーションを実践する機会を提供しています。この科目は、”Seeing is believing.(百聞は一見に如かず)”をモットーとしています。今回のFieldworkでは、対象国として成長著しいベトナムを選定し、9日間の行程の中で北部のハノイ市と、南部のバリア・ブンタウ省を訪れました。
    参加した学生11名は、全てベトナムは初訪問。当初、参加学生はもちろん、引率した教員も不安でいっぱいでした。しかし、それが全くの杞憂であることが、訪問後、程なく判明いたしました。本ブログでは、初訪問にも関わらず立派にFieldworkのミッションを遂行し終えた学生諸氏が、ベトナムの北から南までの縦断紀行で得た諸成果を5回に渡ってご紹介いたします。

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    最終日のホーチミン市にて。Fieldworkを遂行し終えて、歓喜のジャンプ

    訪問対象国・都市

    2-City.jpgベトナムは東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和制国家で、首都はハノイ。ASEAN加盟国で、総人口約9,270万人(2016年末現在)。国土は南北に細長く、ハノイ市〜ホーチミン市間の距離は約1,860km。これは、青森〜鹿児島間の距離に相当します。今回は北部に位置する首都のハノイ市(人口約760万人(2015年))、及び南部の常夏の都市(訪問時の日中最高気温は34℃)である、バリア・ブンタウ省(人口約107万人(2015年))の2箇所を訪れるべく、ベトナム全国を縦断する行程を取りました。
     

    行程

    今回のFieldworkの全体行程は、ハノイ4泊とバリア・ブンタウ3泊、そして、帰りの飛行機での機中一泊の、計8泊8日でした。その中で、ハノイでは政府系研究機関(中央経済管理研究所)、日本政府系機関(国際協力機構(JICA))、日越大学の三箇所を訪問。バリア・ブンタウではベトナムの開発企業(タンビン・フーミー株式会社)、日系企業の投資誘致窓口機関(バリア・ブンタウ省人民委員会内ジャパン・デスク)、そしてバリア・ブンタウ大学を訪れました。Fieldwork期間中は、盛り沢山のタスクをこなすために、健康とテンションアップの維持を目的として、早朝6時よりランニングエクササイズを行いました。学生は、朝5時30分に目覚め、まだ薄暗いうちからハノイでは市内の開園前動物園内で2kmのランニング、バリア・ブンタウでは海辺に沿った道路上概ね4kmのランニングを毎朝実行しました。

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    引率の教員の後について、夜明けのランニングエクササイズ(バリア・ブンタウの海辺の道路にて)

    中央経済管理研究所訪問

    ハノイでの最初の訪問先は、中央経済管理研究所です。英語表記では、Central Institute for Economic and Management (CIEM)、ベトナム語ではViện Nghiên cứu quản lý kinh tế Trung ươngになります。ベトナム中央省庁の一つである計画投資省の直下に位置する経済・産業政策立案と研究・調査機関です。我が国に類似の機関で言えば、かつての経済企画庁に相当する政府機関と言えるでしょう。

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    CIEM正門前にて。上段の横断幕に書かれた”Chúc mừng năm mới”は、旧正月(春節)明けのベトナムでの新年挨拶文句。”Happy New Year”に相当します

    CIEM側からは、ナンバー2に相当する副所長のNguyễn Thị Tuệ Anh(グエン・ティ・トゥエ・アイン)博士、そして、公共政策局副局長のNgô Minh Tuấn(ゴー・ミン・トゥアン)氏のご両名が応対してくださいました。
    4-CIEM-1-1.pngトゥエ・アイン博士からのウェルカム・スピーチの後、学生達は一人ずつ自己紹介をしましたが、これはベトナム語でチャレンジしました。何度も練習を重ねたこともあり、学生達は額に汗を浮かべながらも、ベトナム語スピーチに果敢に挑んでいました。

    CIEM側からは、組織概要、研究活動、政策立案機関としてのベトナムでの位置付けなどについて、詳細なご紹介をいただきました。



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    CIEMから提示されたプレゼンテーション冒頭のページ
     
    本学の学生側からは、福岡女学院大学の紹介についてのプレゼンテーションを行いました。今まで何度も練習を重ねて来た、その成果を提示する貴重な機会です。複数の学生によって、本学の全般的紹介、国際交流活動の概要、そしてキャンパスライフについての紹介プレゼンテーションを行いました。使用言語はもちろん、全て英語です。
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    本学学生によるプレゼンテーションの資料
     

    質疑応答のセッションでは、およそ1時間近くに渡って、学生側からCIEMに対して、ベトナムの経済・産業政策の問題点と現状、ベトナムの自動車産業の将来展望、少子高齢化社会の動向、ICT産業の現状、日欧米の研究機関との共同研究の実情、日本国ODAに対する評価など、様々な角度からの質問が投げかけられました。質疑応答も、全て英語です。CIEM側からも丁寧なご回答を戴けた上に、終始和やかな友好的ムードの中、非常に中身の濃い有意義な時間を過ごすことができました。本Fieldworkの最初のミッションを無事遂行できたことで、学生達もホッと安堵したのと同時に、英語でのコミュニケーションスキルの自信を深めることができたことと思います。

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    CIEMのナンバー2であるトゥエ・アイン博士(中央)、そしてトゥアン副局長(向かって右手)とともに

     

    国際協力機構(JICA)ベトナム事務所訪問

    二番目に訪れたのが、国際協力機構(JICA)ベトナム事務所。ご対応いただいたのは、同事務所次長の小林龍太郎様と、ジャパンデスクコーディネーターの中村真由美様です。我が国は、ベトナムODA総額の約30%に貢献する世界最大の援助供与国で、過去5年間では毎年、1,000億円から2,000億円近くのODAを供与してきました。我が国の援助分野の強みは、運輸部門、電力・ガス等のエネルギー部門などでのインフラ整備支援分野です。小林次長からは、我が国の対ベトナム援助の柱として、①成長と競争力強化、②脆弱性への対応(保健医療・環境保全)、③ガバナンス強化 についてのお話をいただきました。全体の時間は1時間であり、そのうちの後半30分間は質疑応答セッションでした。学生側からは、我が国の対ベトナムODAのうちの無償資金協力の現状、ODA事業遂行に際してのご苦労、ベトナムが抱えている膨大な政府債務の現状、他国ドナーとの競合状況、PPP事業の現状と動向、世界銀行・ADB・その他NGOとの連携の現状など、様々な角度からの質問が投げかけられました。事前の予習が効を奏したようで、質疑応答の時間をやや超過してしまうほどに活発な討議が行われました。

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    JICAベトナム事務所の小林次長とともに

    やや長丁場のFieldworkも、まずは順調な滑り出しを見せたようです。次回の「国際英語学科 Today」では引き続き、Fieldwork三番目の訪問先である、日越大学への訪問内容について、ご紹介いたします。
     

    2018年
    02月08日

    (授業紹介)Freshers Seminar: 国連アドバイザーによる特別講義の開催

    国際キャリア学部・国際英語学科では、主に1年生を対象としたFreshers Seminarと称する科目の中で、社会の第一線でご活躍なさっているビジネスパーソンをお招きし、特別講義をお願いしています。今回は、2018年1月17日(水)に元国連開発計画(UNDP)職員で、現在も国連アドバイザーとしてご活躍されている森田宏子様にご登壇いただき、特別講義を開催致しました。現在、ニューヨーク在住の森田様ですが、東京に一時帰国された折に福岡まで足を伸ばして戴き、今回の特別講義をお願い致しました。

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    ご登壇いただいた、国連アドバイザーの森田宏子様

    講義では、先ず、国連の基本情報として、全世界で193ヶ国が加盟する最大の国際機関であり、職員数は44,000名に上ることなどをご紹介いただき、国連で働くことは、夢や理想を求めるキャリアであることをご自身のご経験に照らしてお話し戴きました。また、国連における日本人職員の63%が女性職員であるとのことで、国際キャリアを追い求める日本人女性が、多数、国連で働いている実態についてもご紹介戴きました。また、国連で働く意義として、平和、開発、環境、人権といった分野で国際貢献を果たすことのできることをあげておられました。

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    その中で、英語力は円滑なコミュニケーションの遂行、交渉、外交手段として欠かすことのできないスキルですが、それ以上に、個々人が自我をきちんと確立し、夢をしっかり持ち、明確なビジョンを持つことが大切であることをご教示戴きました。最後に、国連職員に求められる能力について、①専門知識に裏打ちされたプロ意識、②企画力、③コミュニケーション力、④チームワーク、⑤クライアント(被援助国)志向、⑥多様性を尊重できる意識、⑦リーダーシップ、⑧創造力、⑨責任感 を上げていただきました。


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    学生からは多数の質問が寄せられました。主なものをご紹介いたしましょう。

    Q1: 多数の国でお仕事をなさってこられたことと思いますが、一番ご苦労されたこと、また最も良かったと思われたことは何でしょう。

     
    A1: 先ず、苦労話ですが、職場には様々な国籍を持つ人がいます。そういう、価値観も物の見方も異なる人たちとのチームワークを図る中では、先が読めなかったり、真意をつかむことが難しかったことが多かったですね。良かったことですが、一緒に一つの目標に向かって仕事をした時に、ゴールに到達できた時の達成感は格別でした。仕事を遂行する上で、チームワークの大切さをしみじみ実感しました。また、仕事現場となる場所は、通常の観光旅行では足を踏み込むことのできない特別な地域であったりしますが、そういう場所を訪問することができたりなど、普通の人にはできない貴重な経験を積ませてもらいました。

    Q2: 途上国の経験が無いのですが、例えば渡航先としての途上国について、どこかお薦めの国はありますでしょうか。

     
    A2: 私自身は、全世界60ヶ国余りを回っていますが、例えばフィリピンはどうでしょう。フィリピンはASEAN加盟国ですが、フィリピン人は英語能力が極めて高く、英語力を研磨する渡航先としてお薦めです。インドも面白い国ですが、ややハードルが高いかも知れませんね。身近なところという観点からは、やはりアジア諸国が先ずはお薦めというところでしょうか。


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    Q3: 国連の公用語は何語でしょう。

     
    A3: 6つあって、①英語、②スペイン語、③フランス語、④ロシア語、⑤中国語、⑥アラブ語です。私は、最初の配属国はハイチでしたが、そこはフランス語圏でした。英語が通じない日々で、しかも生活用品が不足していたり、市場では外国人だからということで高値をふっかけられたり、傭上した現地のメイドさんに家の中のものを盗まれたりと、色々と苦労した思い出があります。

    Q4: 海外に出ていくに際して、大学で学ぶべきことについてアドバイスをいただけますか。

     
    A4: 若い時にしかできないことがたくさんあります。先ず、国際時事問題に関心を持って、英語のニュースなどをどんどん視聴すること。また、英語をマスターすることはもちろんですが、そのほかにもう一つ、二番目の外国語を勉強することも良いことです。それから、可能な限り、途上国を訪れることや、海外でのボランティアやインターンシップの機会を持つことといったところでしょうか。とにかく、貪欲にアクティブに動いてみてください。

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    森田様には、今回、福岡においでいただいた機会を活用して、Freshers Seminarでの特別講義に加えて、国際英語学科の川端教授のゼミでも、国際関係を学び始めた3年生のために、経済・社会開発分野での国連の活動や目的を詳しくお話して戴きました。ゼミ生一人一人が発言する機会を持つことができ、森田様とのインタラクティブな学びの場を持つことができました。


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    3年生の川端ゼミで、森田様と学生とのセッション風景

    国際キャリア学部国際英語学科では、英語力を基本にして様々なグローバルシーンの第一線で活躍する国際キャリアウーマンを育てるために、社会人諸先輩方との交流を通じた実学ベースでのビジネス教育を実践しています。

    2018年
    01月19日

    櫻田陽一教授、フィリピン・マニラ市に於いて、APECのインフラ開発・投資研修事業に参加

    国際英語学科の櫻田陽一教授は、経済産業省、及び、一般財団法人海外産業人材育成協会が主宰する、APECインフラ開発・投資関連制度ピアレビュー及び能力構築(フィリピン)(Peer Review and Capacity Building on APEC Infrastructure Development and Investment: Philippine)に、研修講師の一人として出席いたしました。本会合は、2017年12月6〜8日の三日間に渡りマニラ市内に於いて開催されました。会合は、フィリピン公共事業道路省(Department of Public Works and Highways : DPWH)の職員30数名に対する、日本国政府の技術協力の形式を取ったインフラ開発・投資事業に関する研修プログラムとして実施されました。研修テーマは道路・下水道・防災の各分野での官民連携事業スキーム(Public Private Partnership : PPP)に関する、実務レベルの技術協力でした。

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    研修会場の案内掲示ディスプレイ

    本研修の講師には櫻田教授の他に新日本監査法人のPPPインフラ専門家が招かれ、PPP事業スキームの基本概念から、具体的な応用事例などの紹介と、簡単な演習が実施されました。現在、フィリピンを始めとするASEAN各国に於いては、先進国からの借款等による「ODA事業」を通したインフラ開発支援に加え、自国の民間企業の自己資金と政府財政を組み合わせた、所謂、官民連携事業によるインフラ開発が推進されようとしています。

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    フィリピン公共事業道路省職員に対する講義の模様

    フィリピンは、1990 年代にASEAN諸国で初めて民活インフラ事業の法的フレームワークであるBOT法(Republic Act No. 6957)、及び同法の実施細則 (Implementing Rules & Regulations)を整備し、運用に供しています。BOTという用語は官民連携事業スキームの一つの形を示すもので、Build Operate Transfer(建設・運営・譲渡)の略語です。これは、民間企業が政府機関との間で交わす事業権契約に基づいて、道路等の社会インフラを自己資金で建設し、その後、維持管理・運営を行って投下建設資金を回収します。さらに、契約期間終了後に政府機関へインフラの所有権を譲渡するという方式を指しています。今回、研修の対象となった公共事業道路省(DPWH)には、PPPを所管する複数の組織が機能しており、当該組織が所管するいくつかの有料道路が、既に実際の官民連携事業として運営されています。

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    質疑応答風景。熱心に質疑が交わされました。

    研修に参加されたフィリピン公共事業省職員の皆さんは、官民連携事業に対しては、具体的な事業の実施経験を踏まえた問題意識が旺盛で、研修期間中も熱心に討議に参加するなど、自国の官民連携インフラ開発事業に対する高い熱意が感じられる会合でした。

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    参加者全員との集合写真

    日本国政府はASEAN諸国に対し、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、技術協力等という形で、インフラ整備や制度設計などの多彩な分野で、多額の公的資金を活用して、アジア諸国の持続的発展に向けた支援を精力的に行なっています。国際英語学科の櫻田陽一教授のゼミでは、日本国政府による途上国支援の現状に焦点を当て、国際協力理論の理解、具体的な協力実務事例の深耕、ゼミ生達による個々人の研究テーマに即した研究実践を行なっています。

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    途上国の経済動向をテーマとした研究活動を行なっている櫻田ゼミのメンバー

    また、国際英語学科は、「海外フィールドワーク」と称するプログラムを通じて、実際に途上国に赴き、開発援助の最前線に触れる機会を提供しています。因みに、今年度の海外フィールドワークは、ベトナムを対象国に取り上げています。在学生11名から成る渡航チームが、2018年の2月下旬に凡そ10日間の行程で首都ハノイ市と、南部のバリアブンタウ省を訪れ、現地の中央政府機関との討議、複数の大学との交流、現地に拠点を置く日本国政府機関との意見交換を行う予定になっています。

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    今年度2月下旬に予定されているベトナム・フィールドワークの計画書リーフレットから

    国際キャリア学部国際英語学科では、英語をコミュニケーション・ツールとして縦横無尽に駆使することを念頭に置きながら、ASEAN加盟国を始めとする途上国の開発援助に貢献できる、国際人女性の育成に全力をあげています。

     

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