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2013.12.05

国際英語学科

国際英語学科 なぜ国際英語なのか ①

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今回は「国際英語」をテーマにお話しします。

国際英語学科という名称に不思議な印象を持つ方がいるかも知れません。「なぜ英語に国際がつくのだろうか」、これは自然な疑問です。人文学部英語学科(2013年度をもって募集停止)は学科の英語名として Department of English as a Global Language (EAGL) という名称を使ってきました。世界語としての英語という意味です。2014年の学部新設を機に、日本語の学科名も英語に合わせることにしました。

英語という言語は他の言語にない特殊な事情を持っています。言語使用人口を見ると、英語を母語として使用する人が約4億人、公用語として英語を使用する人が約4億3千万人、そしてビジネスなど外国語として英語を使用する人が約7億5千万人いると言われています。もちろん母語話者以外の人口をどう計算するか(つまりどの程度の英語力を持って英語話者と数えるか)という難しい問題がありますが、世界人口の4人に1人が何らかの形で英語を使っていると考えてよいでしょう。

こうした現状を考慮すると、英語という言語はイギリスやアメリカに代表される一部の国の母語というより世界語の1つとして定義する方が理にかなっています。国際英語学科は母語英語話者が持つ文化や歴史を尊重すると共に、世界語としての英語の役割に焦点を当て運用能力を育成することを教育目標にしています。このような事情から敢えて「国際英語」という名称を使っているのです。

英語を使うことで世界の多くの人とコミュニケーションをとることができる、そんな時代に私たちは生きています。英語を学び英語を使ってキャリアを築くことが「現実の問題」として目の前にあるのです。そうした夢を共有できるのが国際英語学科です。