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    国際キャリア学部 英語学科

    国際キャリア学部 国際英語学科Today 一覧

    2017年
    06月10日

    櫻田教授 三菱総研でのコンサルティングキャリア紹介

    2017年4月に国際英語学科は三菱総合研究所(Mitsubishi Research Institute)から櫻田陽一氏を教授として迎えました。三菱総研は1970年に設立された日本を代表するシンクタンク・コンサルティング会社です。2010年には東京証券取引所第1部指定を受けています。取引先は官公庁から企業まで幅広く、総合的な事業支援を行っています。

    国際英語学科には「国際関係・交流専門領域」があります。現在、国際連合本部(NY)で長年政務官を務めた川端教授が担当していますが、櫻田教授が加わったことにより専門領域の幅がより広くなりました。

    これから2回にわたり櫻田教授を紹介いたします。三菱総研はエリートの集まるシンクタンクですが、櫻田教授はフットワークが軽く柔らかい性格の持ち主です。それではご紹介しましょう。

    □ プロフィールを紹介して下さい

    生まれは埼玉県浦和市です。その後、2歳で東京に移ってからは一貫して東京で過ごしました。進学先の東京大学では、教養学部入学から工学系研究科博士課程修了まで9年間も在籍しておりました。

    学生時代は色々と冒険もしましたが、中でも博士課程1年生の時の出来事が頭に残っています。春に大学院工学系研究科の野球大会がありまして、その打ち上げで泥酔しました。大学正門の斜向かいにある本郷郵便局には、当時、浅くて途方もなく汚い池がありました。自分は、どうやらその池で服を着たまま泳いだようです。頭から足先まで茶色の藻が垂れ下がり、ずぶ濡れのゾンビのような姿のまま、まだ人通りもある時間帯に、寮までの道を30分余り、一人で歩いて戻りました。

    それのみならず、当時、国際経済学の分野では第一人者の小宮隆太郎先生からお借りしておりました大切な書物をどっぷり池の水に浸すという、信じ難い暴挙をもしでかしました。以上は、全て、後日同輩から聞いた話であり、自分自身には一切の記憶がありません。
     
    □ 三菱総研ではどのような仕事をされたのですか

    三菱総研には、1988年から29年間勤務いたしました。最初の10年間は霞が関中央官庁から政策立案に資する基礎調査研究に従事し、調査研究報告書を年間10本程度作成していました。後半の約20年間は東南アジアやアフリカでの開発援助に従事してきました。

    開発援助の仕事は、国際協力機構(JICA)、国際協力銀行(JBIC)、世界銀行からの委託に拠っていました。仕事では、かなりの時間数を現地業務に投入しまして、現地政府関係者や村落住民を相手に、実態調査、ワークショップ、政策協議や技術指導に従事しておりました。直近の5年間では、出張ベースになりますが、年間300日から330日の間、途上国に出ておりました。

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    ケニア(アフリカ)にてマサイ族との交流 2003年12月撮影

    □ 三菱総研で力を入れてきたものは何ですか

    開発援助の現場では、よく考えずに無条件にリソースを投入することで、被援助国の成長をむしろ阻害することになる場合もあります。また、限られたリソースを有効に投入する上では、投入した費用に対して、見合った効果を適正に出していかなければなりません。

    被援助者が可哀想だからとか、手を差し伸べてあげるのは先進国の無条件の義務だからとかいう、情動に立脚した方法ではなかなか有効な援助に繋がりません。開発援助の分野にどっぷり首まで浸かる年月を過ごす中で、上記の課題を巡って国際貢献のあり方について自分なりに考え抜きました。

    かつ、様々なトライアンドエラーを通した、援助実務の実践に全力を投入できる機会に恵まれました。こうした形での思考と実践が、私が前職で尤も力を入れて来たものと言えるかも知れません。

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    パキスタン・北西辺境州(現ハイバル・パフトゥンハー州)にて、シャルワール・カミーズを着てペシャーワル大学教員と協議 2006年4月撮影

    次回は「国際コンサルティング業務」に求められる能力ややりがいについて紹介します。

    国際英語学科では将来企業(ビジネス分野)で働くにしても、大学では公共的領域(国際関係・交流など)に関心がある、広く世界について学びたい、と考えている皆さんを求めています。また、グローバル人材育成者となる「英語教職課程」もあります。関心のある方はこれからも「国際英語学科 TODAY」をご覧下さい。

     

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