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    国際キャリア学部 国際キャリア学科

    国際キャリア学部 国際キャリア学科Today 一覧

    2018年
    10月23日

    海外留学留学先からの報告97:Y.Nさん(西オーストラリア大学-福岡市立福岡西陵高等学校出身)

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    国際キャリア学部には海外提携校に長期留学する「Study Abroad」科目が設けられています。このプログラムでは成績などの履修条件を満たしている希望者は9カ国・地域にある16の提携校のいずれかに留学し、留学先と提携して行う成績評価によって単位が認定されます。したがって、卒業が遅れることなく、学期中に留学することが可能です。

    留学中の学びを活かして帰国後にTOEICの成績を大幅に上げ、700点台から800点台の得点をあげる学生も相次いでいます。

    このコーナーでは海外提携校へ留学した学生の報告をシリーズで紹介しています。97回目となる今回は、西オーストラリア大学に留学中のY.Nさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)からの報告です。

    Y.Nさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)​からの留学報告

    私はオーストラリア西部の都市、パースにある西オーストラリア大学(UWA)に留学し、英語を中心に学んでいます。

    英語で英語を学ぶため、難しい時もありますが、その時には先生が丁寧に解説してくださいます。私のクラスの学生は10人で、日本人は私を含め二人で、他の学生はコロンビア、サウジアラビア、イラク、中国、韓国など様々な国からの留学生です。日々、文化の違いを感じます。年齢層も幅広く、学生だけでなく、既婚者もいます。それぞれ英語を学ぶ目的が違いますが、お互いに高め合って楽しく学習できています。

    5週間ごとに成績によってクラス替え(レベル別)があります。成績はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのテストで判定されます。上のレベルに上がるためには、それぞれのテストで70パーセント以上の成績が必要となります。私はスピーキングを一番、苦手としているので、上達のために常にクラスでも積極的に発言をするよう心がけています。

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    先生とコロンビア、サウジアラビア、イラク、中国、韓国など様々な国からのクラスメイト達!

    授業が終わると、毎日、大学でイベントがあり、よく参加しています。様々な国からの留学生とサッカーをしたり、先生方と英語で会話したりと、毎日が充実しています。大学には図書館やパソコン室もあり、よく自習をしています。週末はシティの方に行って買い物をしたり、動物園に行ってコアラやカンガルーに会ったり、ビーチで夕日を見たりして過ごしています。パースでは時間の流れがゆっくりと感じられ、リラックスできます。

    私のホームステイ先の家族構成はホストマザーとパートナー、息子さん、UWAの学生の娘さんの4人です。夕食の時間が一番、ホストファミリーと会話ができるので、とても大切にしています。ホストマザーはケープタウン出身のとても親切な方で、サラダが大好物です。私にもいつも健康的な料理を振舞ってくださいます。

    毎日、時間が過ぎるのがとても早く、残りの留学日数も短いため、もっとパースを満喫したいと思っています。そして、何より英語が上達して帰国できるように、精一杯頑張りたいと思います。

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    2018年
    10月22日

    2018年度前期国際キャリア学科インターンシップ⑪:ドーワテクノスでのインターンシップ(北九州)

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    「世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指している国際キャリア学科では、国内及び海外の国際ビジネスの「現場で学ぶ」機会を豊富に設けています。2016年度以降の3年間で学科科目のインターンシップ(国際ビジネス・インターンシップ)を中心に、九州インターンシップ推進協議会を通した大学全体でのインターンシップ、その他学科が企画、支援したプログラムなどで国内外でのインターンシップや実務研修を経験した学生はのべ541名にのぼります。

    今年度前期の国際ビジネス・インターンシップ(Business Internship:国際キャリア学科3年選択科目)は82名が受講し、7月最終週から9月前半にかけて多くの学生が将来の就職先として志望している旅行・観光、航空、貿易、金融業界を中心にインターンシップを実施しました。

    このうち、北九州市に本社を置く商社、株式会社ドーワテクノスでのインターンシップには国際キャリア学科3年のT.Eさん(福岡県立柏陵高等学校出身)H.Nさん(大分県立大分舞鶴高等学校出身)​S.Bさん(弘堂国際学園出身、ネパール出身)が参加しました。三人は貿易商社の業務についてその最前線で学び、国際ビジネスに対する関心をより深めたようです。お忙しいなか、ご指導いただきました同社の皆様、本当にありがとうございました。

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    研修中のT.Eさん(柏陵高等学校出身)H.Nさん(大分舞鶴高等学校出身)​S.Bさん(弘堂国際学園出身、ネパール出身)

    以下では三人を代表して、ネパールからの留学生のS.Bさんの感想をご紹介します。

    S.Bさん(弘堂国際学園出身、ネパール出身)

    私は株式会社ドーワテクノス様でインターンシップを経験させていただきました。

    ドーワテクノス様は1948年に安川電機への部品供給を目的に設立され、現在、産業用電気機器、各種FA機器を取り扱うモノづくりの専門商社として日本国内だけでなく、ロシアやタイなど海外へもビジネスを展開されています。

    ドーワテクノス2018⑦.JPG小野社長と社員の方々から同社の概要や業務について講義いただいたのに続き、社員の方の営業への同行、関連企業の見学、ビジネスマナー研修、新入社員の方々との座談会など、様々なプログラムを体験しました。企業訪問では、回転機や自動機械・装置を製造されている八幡電機精工株式会社様と輸送用機械の梱包業務を行われている有限会社臼田産業様を訪問させていただきました。そこでは、ドーワテクノス様が取引先企業とお互いのいい点を活かし、WIN-WINの関係を築かれていることが分かりました。 

    お客様をよく知り、知識とアイデアを活かして、お客様に商品と共にアイデアを提供するのがドーワテクノス様の営業スタイルということを学びました。ただ商品を売るだけでなく、お客様のニーズに応え、お困りの事案を解決するスタイルはとても印象に残りました。新入社員の方々との座談会では、社風はどんな感じか、面接への取り組み方、今のうちに準備するべきことなど多くのことを教えていただきました。

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    日本企業でのインターンシップに参加したのは初めてでしたので、初日はとても緊張していましたが、ドーワテクノス様の楽しくて温かい社風のおかげで、次第にリラックスして臨めるようになりました。

    今回のドーワテクノス様でのインターンシップでは営業に対するイメージが変わり、商社の業務について具体的につかめました。そして、自分自身をより高め、ぜひ将来は日本で働きたいと強く思いました。今回、教えていただいたことは、就職活動だけでなく、自分の人生にとっても価値があることでした。これから活かしていきたいと思います。インターンシップに参加させていただき、心より感謝しています。本当にありがとうございました。

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    社員の方々とドーワテクノスの「」のポーズ!
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    2018年
    10月20日

    Dream Comes True(就職内定者の声)⑭:M.Iさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)-JALカーゴサービス内定

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    国際キャリア学科の二期生にあたる現4年生からは、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次いでいます。今春、卒業した一期生の多くが就職したエアライン(客室乗務員グランドスタッフなど)、旅行ホテル金融保険等の企業に加え、二期生は製造業、石油・エネルギー、貿易業、運輸業、不動産業、広告業等の業界で著名な企業からも内定をいただいているのが大きな特徴といえます。

    このコーナーでは志望していた企業様より内定をいただいた4年生(代表)の体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第3回となる今回は、第一志望であったJAL(日本航空)グループの航空貨物運送部門の中核会社、株式会社JALカーゴサービス様より内定をいただいたM.Iさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)からの喜びの報告です。

    Dream Comes True⑭:M.Iさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)-株式会社JALカーゴサービス内定

    私は、この度、第一志望であった株式会社JALカーゴサービス様より内定をいただきました。

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    私は、「将来は海外で働きたい」「英語を使う仕事がしたい」という思いから福岡女学院大学国際キャリア学科に入学し、2年前期にカナダのセントメアリーズ大学に長期留学し、3年次には株式会社エイチ・アイ・エス様のトロント支店(カナダ)でのインターンシップに参加させていただきました。こうした経験をもとに「物流×航空×旅行」という3つの視点を持って、今年2月から本格的に就職活動を進めてきました。
     
    就職活動は決して甘いものではありませんでした。しかし、大学で出会った同じ目標を持つ仲間と励ましあい、互いに他己分析を行うことによって自信のあるエントリーシートを作成するこができ、自分の軸を曲げずに最後まで就職活動に励むことができました。
     
    私が考える就職活動で大切なことは三つあります。一つ目は自己分析・他己分析を繰り返し行うことです。「今まで自分が何を頑張ってきたのか」「誰にも負けないような強みって何だろう」。これらは、エントリーシートだけでなく面接においても必要なポイントだと考えます。私は高校の時の担任の先生のお話から自分では気付けなかった自身の「強み」を見つけることができました。二つ目は、企業研究です。ネット社会の現代は、ウェブで何もかも調べることができます。しかし、実際に企業に足を運び、人事の方や社員の方々と話をすることによって、企業理念や事業内容をより明確に理解できたり、自分がそこでどのように貢献できるのかを考えることができました。そのなかで、数々のJALグループ企業の説明会に参加して、より一層、「JALで働きたい」という熱い思いが強まりました。三つ目は、最後まであきらめないことです。高い目標を持っていたからこそ「難しい」「厳しい」と周囲に言われながらも、最後まで戦い抜き、納得のいく結果を残すことができたと思います。
     
    就職活動を控える後輩の皆さん、「不安でいっぱいで何をしたらいいか分からない」、このような思いを1年前、私も抱えていました。しかし、夢を叶えた国際キャリア学科の一期上の先輩方と話をすることで、楽しみへと変わりました。目指す道に先輩がいるならば、是非、話を聞いてみて下さい。また、大学の進路就職課には親身に話を聞いて下さる方がいらっしゃいます。少しでも悩みがあったり、躓いたりした時は頼ってみて下さい。そして、何事も楽しみ、経験だと思って頑張って下さい。応援しています!
     
    高校生の皆さん、福岡女学院大学国際キャリア学科には様々なことにチャレンジできる環境があります。学科生には、グローバルな視野を持ち、行動力のある人が多いです。このような環境に身を置くことで、私も刺激を与えてくれるたくさんの友人と出会うことができました。ぜひ夢を諦めずに挑戦して下さい!

    ☆The Path to Her Dream☆

    1年生:「フレッシャーズ・セミナー」のパプアニューギニアに関する授業の後、講師の先生や同級生たちと!
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    2年生:カナダのセントメアリーズ大学に留学!
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    3年生①:H.I.S.カナダ(トロント)でのインターンシップを経験!
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    3年生②:英語・異文化コミュニケーション研究の中島ゼミの友人たち、外部講師の西日本新聞ビルディングの長井社長と!
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    4年生①:3年生との就職活動懇談会で、真剣な表情の後輩たちにアドバイス!
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    4年生②:Vサイン!航空、海運、石油、金融等、それぞれに希望の業界・企業への就職が内定した中島ゼミの友人たちと!
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    jennie2.png次回は、第一志望であった全日本空輸株式会社(ANA)様より客室乗務員の内定をいただいたA.Kさん(佐賀県立佐賀商業高等学校出身)からの喜びの報告をご紹介します。

    福岡女学院大学国際キャリア学科、そこには「世界への扉」「夢へのステップ」があります!


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    2018年
    10月19日

    2018年度前期国際キャリア学科インターンシップ⑩:九州農産物通商株式会社でのインターンシップ

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    「世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指している国際キャリア学科では、国内及び海外の国際ビジネスの「現場で学ぶ」機会を豊富に設けています。2016年度以降の3年間で学科科目のインターンシップ(国際ビジネス・インターンシップ)を中心に、九州インターンシップ推進協議会を通した大学全体でのインターンシップ、その他学科が企画、支援したプログラムなどで国内外でのインターンシップや実務研修を経験した学生はのべ541名にのぼります。

    今年度前期の国際ビジネス・インターンシップ(Business Internship:国際キャリア学科3年選択科目)は82名が受講し、7月最終週から9月前半にかけて多くの学生が将来の就職先として志望している旅行・観光、航空、貿易、金融業界を中心にインターンシップを実施しました。

    このうち、九州農産物通商株式会社でのインターンシップには、国際キャリア学科3年のY.Tさん(福岡県立伝習館高等学校出身)が参加しました。Y.Tさんは日本の官民が一体となって取り組んでいる農産物の輸出促進業務の最前線を体験し、国際ビジネスに関する関心をより深めてきました。お忙しいなか、ご指導いただきました波多江社長、甲木海外事業部長はじめ同社の皆様、福岡県の輸出動向についてご教示くださった福岡県庁の皆様、本当にありがとうございました。

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    ご指導いただいた波多江社長、甲木海外事業部長とYTさん

    以下では貴重な経験を積んだY.Tさんの感想をご紹介します。

    Y.Tさん(福岡県立伝習館高等学校出身)

    私は今回、九州農産物通商株式会社様でのインターンシップに参加させて頂きました。

    このインターンシップに参加したことで、貿易の仕組みだけではなく、日本と他国との経済的なつながりについても学ぶことができました。

    初めに食品の輸出がどれだけ大変なのかを知りました。加工食品は比較的、輸出しやすいですが、生鮮野菜や果物は国によって満たさなければいけない農薬の基準や検疫が異なるため、相手国・地域が認めた物でないと輸出をすることができません。国・地域ごとに見ていくと、香港は輸入の規制がほとんどなく、日本にとって農林水産物・食品の最大の輸出先であると言われています。一方で、台湾では満たさなければならない農薬の基準がたくさんあります。もちろん日本と台湾では使っている農薬の種類が異なるので、日本産の農産物をそのまま台湾に輸出することは難しいです。そこで、同社では台湾の規制に基づき、台湾向けの農産物を作り始めました。私は最初、なぜそこまでして台湾に輸出するのか、香港に向けての輸出の方が簡単なのではないかと疑問に思いました。しかし、それには理由がありました。香港への輸出は比較的、簡単だからこそ、他の企業も多く参入し、日本の産地・企業間での価格競争も起こります。そのため、まだ他の企業があまり参入していない台湾市場を目指しているそうです。新しいことに挑戦することは、失敗するリスクもありますが、達成感や喜びは大きいだろうなと感じました。

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    実際に、これから海外へ輸出される商品の確認にも同行させていただきました。空輸では、福岡空港へ行き、普段は絶対に入れないような輸出用荷物の倉庫を見学させていただきました。膨大な量の貨物があり、このすべてが毎日、海外へ運ばれていると知り、とても驚きました。福岡県庁では、職員の方から福岡県全体の輸出の動向について詳しくお話を聞くことができました。

    今回のインターンシップを経験し、日本と海外をつなぐ仕事にさらに関心を深めました。将来は実際に海外へ行き、日本の農産物をPRするなどの業務を経験してみたいです。このインターンシップで学んだことをこれからの就職活動に活かしていこうと思います。九州農産物通商の皆様、ご指導いただきまして、本当にありがとうございました。

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    2018年
    10月18日

    (授業紹介)「Current Business」-鉄鋼産業:北九州国際技術協力協会の工藤参与(新日鐵住金株式会社出身)による講義

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    国際キャリア学科3年生以上を対象とする「Current Business」(担当:山口)は、国際ビジネスの第一線で活躍されてきた様々な業種の方々を招き、実務の視点から日本の産業や企業経営、国際展開などについてご講義いただくオムニバス形式の授業です。

    IMG_6522.JPG第一回の講義では、長年にわたり新日本製鐵(現在の新日鐵住金株式会社)で活躍されてきた北九州国際技術協力協会の工藤和也参与をお招きして、世界と日本の鉄鋼産業の発展と現状、課題についてご講義いただきました。工藤先生は1962年に新日本製鐵の前身である八幡製鐵株式会社に入社され、戸畑の最新鋭工場の建設・運営に携わるなど技術者、そして経営者として活躍されたほか、英国や中国、ロシア、イタリアなど様々な国の製鉄所での技術・経営指導や日本の鉄鋼関連企業の海外市場開拓支援などにも携わってこられました。

    IMG_6523.JPG講義では、最初に①安価(1g当たりの価格では木材やミネラルウォーターよりも安い)、②強い(チタンやアルミよりもはるかに強度が大きい)、③原料が豊富(最も多い金属元素で地球の重量の三分の一を占める)、④加工性が良く、リサイクルしても品質劣化が少なく、ほぼ永久に使える(自動車用鋼材のリサイクル率は95%)、⑤あらゆる産業で使われている「産業の米」、⑥途上国の生活水準の向上に伴いさらなる需要増加が見込まれるなど将来性がある、という素材としての「鉄の魅力」について豊富な実例をあげながらご紹介いただきました。

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    IMG_6515.JPG続いて、日本の鉄鋼産業について、ペリーの黒船来航による危機感から始まった幕府と雄藩による反射炉建設から説き起こしていただき、欧米の先進制度・技術の導入を目指して派遣された明治初期の岩倉使節団、1901年の官営八幡製鉄所の完成など、その近代の歩みについてご説明いただき、①第二次世界大戦後の6社体制(八幡製鐵、富士製鐵、日本鋼管、神戸製鋼所、住友金属工業、川崎製鉄)による再建と拡大を経て、新日鐵住金、JFEスチール、神戸製鋼所の3社に高炉メーカーが集約され、粗鋼生産量の8割がをこれら高炉メーカーが占め、残りを電炉メーカーが占めていること、②鉄鋼業の国内出荷額は18兆円、従業員数は22万人に達していること、③石油ショックを乗り越える過程で省エネルギー技術が蓄積し、現在、エネルギー効率では世界トップであること、④電磁鋼板や鉄道レールなどハイグレード製品では他国の追随を許さない高度な技術を有している一方で、ローグレード(汎用鋼)やミドルグレードなどでは価格競争力を喪失し、シェアを失ってきたことなど、その現状や課題についても解説いただきました。

    IMG_6496.JPG世界の鉄鋼産業については、19世紀までの英国などの西欧諸国、20世紀以降の米国、1970年代以降の日本、そして2000年代以降の中国と、世界の鉄鋼産業をリードする国が変遷してきたことを解説していただいたうえで、①カラチのスクラップ会社からスタートしたミタル(現在のアルセロール・ミタル)が中心となり、経営規模拡大による量的優位性の確保を目指し、世界規模での再編(鉄鋼メーカーの集約化)が急速に進んでいること、②1970年代以降、30年にわたってほぼ横ばいで推移してきた世界の粗鋼生産量が2000年代以降、新興国、特に10年間で6億トンも粗鋼生産量を拡大するなど急成長を遂げた中国の鉄鋼産業の生産急増で大幅に増加してきていることなど、大きく変動するその現状についてわかりやすくご説明いただきました。中国の鉄鋼産業については、膨大な過剰設備・人員を抱え、今後、市場の攪乱要因になりうること、急速な生産量の増加が深刻な大気汚染の要因になっていることなど、その課題についても解説いただきました。

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    講義の後の質疑応答の時間には、S.Hさん(大分県立大分舞鶴高等学校出身)から「欧米に大きく遅れていた日本の鉄鋼技術がどのようにして追い越すまでに至ったのですか」という質問がなされ、工藤先生からは「私が入社した頃は欧米の技術が圧倒的に進んでおり、その進んだ技術を理解するために毎日のようにドイツやアメリカの論文を読み、勉強しました。週に一回、同じ部門の技術者が集まって、論文の読書会を開催し、喧々諤々たる議論を行いました。そのうえで、実際にドイツやアメリカに行って現地の技術者と討論し、現場を見ました。このような地道な努力の積み重ねで、ほぼ10年間の欧米に追いつき、15年後には完全に追い越しました。時期的には1990年頃です。その後、進んだ日本の技術を海外で販売する新しいビジネスが生まれました」と丁寧に解説いただきました。学生たちは国内、海外での豊富な実務経験に基づき、優しく、わかりやすく、しかも情熱をこめて解説される工藤先生の講義に聴き入っていました。

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    一昨年度の工藤先生の鉄鋼産業に関する講義を聴いた国際キャリア学科一期生(2018年卒)からはM.Mさん(江戸川女子高等学校出身)が新日鐵住金株式会社に就職し(*)、現在、千葉県の君津製鉄所で勤務しています。また、昨年度の講義を聴き、製造業に強い関心を持った現4年生のM.Iさん(大分県立中津南高等学校出身)は北九州に本社を置く代表的な製造業企業から内定をいただきました。工藤先生は「私の講義を聞いていただいた学生さんのなかから、私と同じ鉄鋼会社や北九州の製造業企業に就職する人が出たことをとてもうれしく思います」と喜ばれていました。

    *今年、新日鐵住金株式会社に就職したM.Mさん(江戸川女子高等学校出身)の就職活動体験記は以下をご参照ください。
    Dream Comes True(就職内定者の声)⑤:M.Mさん(江戸川女子高等学校出身)-新日鐵住金株式会社

    以下は講義を聴講した学生の感想(代表)です。

    C.Iさん(長崎県立佐世保南高等学校出身)

    工藤先生の講義では鉄鋼産業についてお話いただきましたが、そこからは視野を広げること、向上心を持つこと、現状だけではなく先を見ることなど、大切なことを多く学ぶことができました。日本という特定の視点からだけではなく、海外に視野を広げることで、世界における日本の立ち位置や進むべき方向などが見えてくることを改めて痛感しました。とても勉強になった貴重な講義でした。

    Y.Iさん(鹿児島県立志布志高等学校出身)

    世界の経済や産業にまで目を向けることができた貴重な講義でした。米中貿易摩擦や中国の環境問題など、カレントな話題も多く、さらに勉強しないといけないと感じました。今後、事前の予習や質問も積極的にしていきたいと思います。

    H.Uさん(福岡県立春日高等学校出身)

    素材としての鉄の魅力や鉄鋼産業の歩みと現状以外にも、日本が現在、直面している社会問題や世界における日本の立ち位置など、本当に勉強になることを多く学ばせていただきました。ありがとうございました。

    A.Oさん(大手前高等学校-香川-出身)

    これまでよく知らなかった鉄鋼産業について、世界規模でのお話を聴くことができ、貴重な経験になりました。特に、英国、米国、ロシア、中国、イタリアなど各国の国民性や文化的背景を踏まえたうえで、それぞれの鉄鋼産業の特徴や課題について解説いただいた講義にとても興味を持ちました。次回からの講義も様々な分野で活躍されている方のお話を聴くことができるため、とても楽しみにしております。

    M.Kさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

    私たちの最も身近にある素材のひとつである鉄鋼に関わる産業について詳しく学ぶことができ、将来の選択肢が広がりました。工藤先生の鉄鋼業に対する思いを強く感じた講義でした。貴重な講義をいただき、ありがとうございました。

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    E.Sさん(福岡県立伝習館高等学校出身)

    日本の鉄鋼産業についてその歴史を踏まえたうえで、世界主要国と比較しながらその現状や課題について学ぶことができ、とても貴重な経験になりました。日本の鉄鋼産業の歴史を学ぶと、八幡製鉄所の誕生が本当に世界と日本を変えたといっても過言ではないと思いました。

    N.Mさん(福岡県立香住丘高等学校出身)

    工藤先生の鉄鋼産業に対する思いがとても伝わってくる講義でした。私も将来、工藤先生のように熱い気持ちを持って働ける仕事を見つけたいと思います。

    T.Eさん(福岡県立柏陵高等学校出身)

    世界の主要国の鉄鋼産業の特徴や課題について学べ、また経営不振に陥った企業を買収、再生して経営規模を拡大していったアルセロール・ミタルのようなビジネス・モデルを知ることができ、とても興味深く、勉強になりました。

    M.Sさん(福岡女学院高等学校出身)

    鉄の素材としての魅力や将来性にとても驚きました。また、日本の製鉄技術の高さは明治の岩倉使節団以来、百数十年にも及ぶ地道な研究開発の賜物であることを知り、先人たちは本当に大業を成し遂げたのだと痛感しました。初めから驚きの連続で、とても興味深い講義でした。

    S.Bさん(弘堂国際学園出身、ネパール出身)

    世界と日本の鉄鋼産業の歴史と現状、課題について詳しく知ることができました。長年、日本と世界の鉄鋼産業で活躍されてきた工藤先生のお仕事に対する愛情を強く感じました。お話を聴いて、私も国際的な仕事に就いて社会の役に立つ人材になりたいとの気持ちを強くしました。
     
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