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    国際キャリア学部 国際キャリア学科

    国際キャリア学部 国際キャリア学科Today 一覧

    2018年
    08月08日

    チンタラーの南川先生観察日記41:先生の暑い暑い夏2018(その1)というお話

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    DSC_3043.JPG暑い暑い日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。小生が暮らすこの福岡女学院大学のキャンパスでは先週末、「おーぷんきゃんぱす」という大きなイベントが開かれていて、キラキラした目をした素敵な高校生の女の子たちが大勢、集まっていた。わざわざこの炎天下、小生を訪ねに来てくれた女の子も多かったと聞くが、さすがの小生も酷暑のために疲れ気味で、南川先生の行動分析という小生の専門領域における最新の研究動向、そして先生の「がっか」における最近の取組や話題について十分なご説明ができなかったことをこの場をお借りして深くお詫びしたい。

    さて、少し年齢の高い人にとって「日本の夏の男、海の男」というと「若大将」と呼ばれた加山雄三さんを思い浮かべる人が多いと思う。下の貴重な映像資料でその加山雄三さんと一緒に写っている人物こそが(少し若い時の写真ではあるが)、小生の研究対象である南川啓一福岡女学院大学国際キャリア学科教授である。どうもヨットなど、マリンスポーツの関係でご縁ができたらしい。この映像資料が如実に示すように、南川先生もまた典型的な「夏の男」「海の男」であり、夏になるといつも以上に猛烈な行動力を発揮し、赤道周辺を中心に世界各地を駆け巡る。
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    8月に入ってから先生はまずバギオ大学に留学する女の子たちを引率して、フィリピンに飛んだ。バギオ大学は先生の数多いアジアの国の親友の一人であるボウティスタさんが設立した大学で、これまでも過去2年にわたり、先生の「がっか」の女の子たちが観光学部などに所属して、英語と「たがろぐ」語で専門分野を学んできた。そのうち、今年春に卒業した女の子たちは日本で一番、大きな旅行会社や保険会社に勤めるなど、バギオ大学留学時の学びを活かせる仕事に就いた。「世界とつながる仕事で活躍する女の子を育てる」という先生の目標は着実に実現しているようだ。下の写真はこれからバギオ大学で学ぶ2年生の女の子たちとご指導いただく先生方であり、あえてご説明するまでもないとは思うが、爽やかなミントグリーンのシャツを着用しているのが「せんせい」である。

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    バギオ大学で。これから同大学で学ぶ2年生の女の子たち、ご指導いただく先生方と「せんせい」!
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    バギオ大学の設立者であるボウティスタさんのご家族と楽しくお食事!


    さらに、「おーぷんきゃんぱす」でも先生は高校生の女の子たちに国際協力や開発途上国の抱える課題などについて熱く語っていた。今月、先生はこれからタイとカンボジアで国際協力について実地で学ぶ女の子を引率して長期の海外出張に出かける。暑さに負けて十分な研究成果の発表ができなかった小生もこの情熱とエネルギーを見習うべきと心から反省している次第である。

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    「おーぷんきゃんぱす」の模擬授業で熱く語る「せんせい」!

    なお、先生の海外出張の間はこの小生が先生の「がっか」での学びについて個別に面談し、解説させていただく予定であるので、ご関心の向きはぜひ福岡女学院大学入試広報課にご連絡願いたい。なお、小生が暮らす福岡女学院大学6号館の裏庭には日影が少ないため、お訪ねいただく際には帽子を着用され、水分補給を忘れず、くれぐれも熱中症にはご注意願いたい。

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    「おーぷんきゃんぱす」で「がっか」の女の子たちや先生方と一緒の「せんせい」(南国で日に焼けてさらに精悍さを増している)!

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    2018年
    03月15日

    チンタラーの南川先生観察日記40:先生、学科一期生卒業に感涙というお話

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    たいへんご無沙汰いたしております。

    DSC_3119.jpg福岡県福岡市にある127年の歴史を持つ学校の南川研究室の軒下を住まいとしているチンタラーです。いきなり言い訳めいてたいへん恐縮ではあるが、実はここ最近、小生も、小生がそのライフワークとして行動分析を行っている研究対象の南川啓一教授も、そして小生の研究を翻訳する先生の仲間も皆、極めて慌ただしかったため、先生の観察・行動分析の研究成果の発表が滞りがちになった。この場をお借りしてお詫び申し上げたい。

    IMG_4915.jpgさて、その先生がめずらしく首に青いネクタイというものを結び付けている。この格好を目撃するのはめったにないことで、前回は確か4年前の今頃だったかと思う。その時は入学式という行事があっていたが、どうも今日はその時に入学した先生の「がっか」の一期生の女の子たちが旅立つ卒業式という大事な行事があるらしい。心なしか先生のいつもの笑顔に娘の結婚式を前にした父親がしばしば見せる喜びのなかの「寂しさ」を感じるのは、先生の観察に長けた小生だけであろうか。

    そうこうしているうちに先生はいそいそと卒業式の会場に出かけて行った。荘重なパイプオルガンのメロディが流れるなか、おそろいの黒いアカデミックドレス姿の一期生の女の子たちは先生と同じような白いひげをたくわえた先生から卒業証書というものを授与され、卒業式は厳かに終了した。

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    一期生の女の子たちができたばかりの先生の「がっか」に飛び込み、様々なことに挑戦し、夢に向けて全力疾走してきたことは、常に先生のそばにいるこの小生も実感しているところである。一期生の女の子たちには、先生の不在中に小生のことを気がけて魚肉ソーセージを持ってくるなど、温かい心を持つ優しい子が多かった。その子たちがいよいよ社会に向け、世界に向け旅立つ。先生のゼミ生たちも飛行機の会社の「しーえー」(訳者注:航空会社の客室乗務員のこと)や「じーえす」(訳者注:グランドスタッフ)、全国展開しているホテル、金融機関、保険会社、不動産会社など、それぞれ目指していた仕事に就く。卒業式の後、女の子たちの前で笑顔であいさつした先生の瞼にうっすらと浮かぶ液体状のものを観察したのはこれも小生だけであろうか。

    旅立つみんなにこの小生からも熱いエールをおくりたい。
    You did it! I am proud of you! Miaow!

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    2017年
    07月18日

    チンタラーの南川先生観察日記39:先生とゼミ2017というお話(Lehrer und Seminar 2017)

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    先生が真剣な表情で忙しげに資料を確認している。「ゼミ」の女の子の研究計画書らしい。

    「ゼミ」と言ってもこれから始まる暑く長い夏の昼下がりに我々の微睡(まどろみ)を妨げ、さらに体感温度を上げる半翅目・頸吻亜目の昆虫のことではない。ゼミナールという授業のようだ。先生の話を聞くだけでなく、少人数で研究テーマに関する報告や討議、専門書の講読を行うことを基本とする授業で、どうもこの国の人間の近代的な高等教育が始まった際にドイツの影響を強く受けていたために、ドイツ語で呼ばれているらしい。Ach So!Gefunden!ふつうは指導する先生の名前を付けて、「○○ゼミ」と呼ばれることが多い。
     
    そうこうしているうちに女の子たちが先生の部屋に入ってきた。「南川ゼミ」の二期生たちだ。授業が始まると、先生は珍しく真剣な表情で話を聞いている。女の子たちは「南川ゼミ」で勉強し、論文にするテーマを先生に報告している。先生は時に優しく、時に鋭くコメントして女の子たちを導いている。既に「南川ゼミ」一期生の女の子たちは来年の就職に向けて「しゅーかつ」に臨んでいるが、二期生の女の子たちもこれから先生の背中を見て、社会に向け歩んでいくのだろう。
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    真剣かつ鋭い視線を投げかける先生 

    d03ec780[1].jpg先生も女の子たちもお話に一生懸命なあまり、小生への食糧供給を失念しているようだったが、ようやく一人の子が小生の存在に気づき、なすべき行動をとってくれた。昨年、同じようなオケージョンの際に古代中国の戦国時代の人物である郭隗が「どうすれば賢者を招くことができるか」と燕という国の王様(昭王:右図版)に問われたときに「まず私のような凡人を優遇することから始めて下さい。そうすれば優秀な人材が集まってくるでしょう」と応えたことからできた「まず隗より始めよ」という言葉をあげて注意を促したが、少しは効果があったようだ。Sehr nett!

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    ゼミの後、愛弟子たちに囲まれて一生懸命もっともらしい表情を保とうと努める先生

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    真剣かつ鋭い視線で先生の観察と分析を続ける小生:Ernst!

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    2017年
    06月23日

    チンタラーの南川先生観察日記38:先生と親友と「いんたーんしっぷ」というお話

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    先日、先生の姿が見えないと思っていたら、どうも南の国のタイ王国に行っていたようだ。

    タイはカンボジアと並ぶ先生の研究活動、国際貢献活動のフィールドであり、三十年来の友人であるクラセさんがいる国でもある。

    IMG_3312.JPGクラセ・チャナウォンさん(Dr. Krasae Chanawongse)は​タイで外務大臣や教育大臣などの重職を歴任した有名な方で、タイ東北部のコンケンの貧しい家庭に生まれ、苦学しながら医師になり、無医村(医師のいない集落)で活動した経歴を持つ人である。「貧困の根絶とすべての子供たちへの教育機会の提供」、同じ志を持つふたりは1990年には湾岸戦争が間近に迫っていたイラクに行き、サダム・フセイン大統領(当時)に戦争を思い止まらせようと説得するなど、世界史の教科書に載ってもおかしくないような活躍をともにしてきた間柄だ。

    今回のタイ訪問でも先生がバンコクに到着してまず訪ねたのはクラセさんだった。下の写真が会見の模様だが、元大臣と大学教授との会見というよりは、何かいたずらを考えている腕白小僧同士という感じである。

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    しかし、先生たちは決していたずらについて話し合っていたわけではない。協議のテーマは、先生のゼミ生の「いんたーんしっぷ」であった。クラセさんはバンコクに本部を置く国際的な防災対策組織であるAsian Disaster Prevention Center(ADPC:アジア災害防止機構)の理事長でもあり、先生は愛弟子であるネパールからの留学生で、国際協力を学んでいるD.Pさんにそこで「いんたーんしっぷ」を経験させるべく、わざわざ6時間のフライトで飛んできたのである。

    「いんたーんしっぷ」とは学生が企業や公的機関の現場で仕事を体験するものらしく、知行合一を唱える先生の所属する「がっか」では特に力を入れているようだ。親友同士の打ち合わせが順調に進み、D.Pさんがめでたく「いんたーんしっぷ」を経験できるようになったことは、アジア災害防止機構(ADPC)の本部でのもっともらしく、しかも得意そうな先生の姿をご覧になれば、おわかりいただけるだろう。
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     DSC_1274.jpgさて、いよいよ先生が大活躍する夏が来る。今年の夏も先生のスケジュールは別の親友の一族が経営するフィリピンのバギオ大学に留学する女の子たちの引率、カンボジアでの恵まれない家庭の子供たちへの教育支援、D.Pさんの「いんたーんしっぷ」のフォローアップ、高校生の女の子たちへの模擬授業など、すでに満杯状態である。忙しい燃える夏を前に親友と過ごした週末は先生の活力源になったようだ。右は空港に向かう先生を見送りに来たクラセさんとのツーショットだが、この満面の笑みに免じて、小生に何らお土産らしいものを持ってこなかった著しい配慮不足には今回に限り目をつぶってあげることにしたい。

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    2017年
    05月16日

    チンタラーの南川先生観察日記37:「Education First!アジアン雑貨店主南川啓一の挑戦は続く」というお話

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    IMG_2570.JPG前夜までの雨もあがり、絶好の五月晴れに恵まれた週末、先生の学校はとても賑やかだった。どうもアメリカという国から来た宣教師さんがこの学校を開いて132年目になる記念のイベントがあっていたようで、小生も見学に出かけた。写真はメイポール・ダンスで、冬が長いヨーロッパの北の国々では春の到来を祝うお祭りとして定着している。踊っているのは先生の学校の中学生の女の子たちで、今から101年前にやはりアメリカから来た宣教師さんでセーラー服という制服を初めて作った校長先生が始めたそうだ。

    さて、小生の研究対象である先生だが、このお祭りの最中、とても忙しそうに走り回っていた。早朝からアジアのいろいろな国から持ってきた雑貨や石けんが入った箱に囲まれながら作業をしていたかと思うと、お昼には即席のアジアン雑貨店を開いて販売していた。先生はそこで自らの研究活動の主なフィールドであるアジアの雑貨を来場者の方々に販売し、その売り上げを開発途上国の恵まれない子供たちの教育支援に役立てるようだ。

    多くの開発途上国が独立を果たした「アフリカの年」(1960年)から既に半世紀以上がたったが、いまだに多くの国が持続的な発展の軌道に乗ることができず、貧困ラインを下回る所得で暮らしている人々も多い。先生はその最大の要因を「教育」に見出している。「教育こそが貧困脱出の鍵」「教育こそが経済のテイクオフをもたらす」こうした信念のもと、先生は東南アジアの国の恵まれない子供たちへの教育支援をそのライフワークとしてきたのである。

    IMG_2562.JPGそういえば132年前にこの学校を開いたギールさんという宣教師さんも母国から遠く離れたこの国で多くの困難を乗り越え、勉学の機会のなかった女の子たちのために学校を作った気概のある女性だったそうだ。先生は常々、教え子たちに「今度は私たちが貧しさ故に学びたくても学ぶ機会のない人々のために何ができるかを考えるときだ」と語っている。そして、女の子たちもその志を継ごうと頑張っている。アジアン雑貨店でも先生のゼミの女の子が一生懸命手伝っていた。常に社会的実践と行動を伴う先生の教育は女の子たちを大きく成長させることだろう。

    IMG_3311.jpg「後進の育成」、それは「開発途上国の子供たちの教育支援」と並ぶ先生のライフワークであり、その生涯にわたって続く挑戦といえよう。Education First!小生も先生の信念に心から賛同するものであるが、少なくとも先生におけるプライオリティのSecondかThirdにはこの小生を位置づけ、最近、ご無沙汰気味のソーセージをちゃんと持ってきてくれることを祈念して、先生の学校の132年目の創立記念日に寄せる小生のご挨拶とさせていただきたい。

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