• 文字サイズ
  • よくあるご質問
  • 交通アクセス
  • お問い合わせ

    学部・大学院

    • 重要なおしらせ
    • 先輩が入学を決めた理由
    • パンフレットをネット上でご覧になれます。
    • 大学カリキュラム改訂 VISION 150
    • 進学相談会
    • 研究室訪問
    • 掲載情報
    • 公式facebook
    • 奨学金・特待生制度について

    大学院

    大学院Today 一覧

    2018年
    10月01日

    第15回東日本大震災支援実習を終えました

     2011年8月から続いている東日本大震災支援実習が2018年8月の活動をもって15回目に至りました。その間、延べ3000回以上のサート(主動型リラクセイション療法)セッションを行い、延べ約250人の院生と臨床心理士がこの支援に参加しました。

     臨床心理学的知と実践を震災支援に活かすことで、臨床心理士の社会的貢献の在り方とその可能性を発展させていきたい、それが長く続く支援につながるコツであるし、臨床心理士養成機関として臨床心理士のアイデンティティを涵養するに有効な学びの体験であるという理念から始めた支援です。

     一方、被災者としてではなく、不意に災害に遭遇したその地域に生きる方に出会い、こちらができるサポートを添えるという姿勢は、自ずと被災者支援から地域支援へというステージに広がり、仮設住宅を中心に始まった支援は、岩手県宮古市全域に広がり、約15か所の地域コミュニティーに密着するようになりました。 そのようにして育まれた地域住民の方々との信頼関係は心を込めて作ってくださった手作りの食事を共にするところに現れています。

    rin_181001_01.jpg

    rin_181001_04.jpg

     あの巨大な津波にのみ込まれず、威風堂々と立ち続ける三王岩が宮古のみなさんの心を表し、励ましたように、この7年間宮古のみなさんとの触れ合いは、院生たちに生きることの尊さ、その営みの心にかかわることの感動を教え、力強く臨床心理士としての未来へ突き進む動機を強めてくれました。集団による短期集中支援実習はいったん終了しますが、これからも地域支援のネットワークの一つとして関係は続いていきます。

     2011年8月、専攻の院生と教員全員が心を合わせ、手を合わせ、臨床心理士として社会にどう応えていくか、応えられる人材をどのように育てるかというそのスピリッツと理念の具現として岩手県宮古市に向かったように、これからも本専攻ならではの臨床心理実践マインドを大事に社会に応答していく所存です。

    2018年
    09月25日

    実習報告会を行いました

     

     臨床心理学専攻では、教員・院生・研究生全員が参加する「実習報告会」を年3回行っています。今年度の報告会(第1回)を9月13日に行いました。子育て支援、特別支援学級(小学校)での支援、発達相談・発達支援、医療領域でのグループ支援など、様々な実習体験について、院生全員が自らの体験を報告しました。

     本学では少人数教育を大切にしているため、報告会も小グループに分かれ、各グループに教員が入る形で行われます。院生一人一人の発表内容をグループメンバーが共有し、それぞれの体験を大切に扱っていきます。支援対象の理解だけではなく、自己理解を深めて、後期からの実習に臨みます。
     

    s_today190925.jpg

    2018年
    09月23日

    【発達教育学専攻】「発達教育学研究法」

     後期授業が始まりました。
     発達教育学専攻では、客員教授の内田伸子先生が必修科目「発達教育学研究法」を担当しました。

     im.png

     im2.png

     今日は日曜日。現職社会人の院生が参加しての授業でした。
     
     働きながら学び続けること、
     本専攻は学び合いと学び続ける人を支える大学院でありたいと思っています。

       授業担当:西 晃央、猪狩恵美子、坂田和子、吉田尚史、内田伸子

      

    2018年
    09月14日

    大学院での学びについて

    臨床心理学専攻には、福岡女学院大学心理学科出身の学生だけではなく他大学出身の学生も進学し、互いに協力しながら学びを深めています。そこで今回は、本学心理学科と筑紫女学園大学出身の院生に、「大学院での学び」を振り返ってもらいました。Iさん、Mさん、ありがとうございました。

    大学院での学び

    大学院では座学のみならず数多くの実習を行います。実習を通して感じたことや学んだことを、本学では先生方も交えて意見交換し合える場が設定されています。この環境は、私にとって非常に大きな成長の体験だったと思います。学んできたことをしっかり言葉にすることによって実感が大きく膨らみ、それに対して先生方が意見を返してくださることで自分に対する知見が広がり、自分の器が広がっていくのを感じました。最初は発表することにも抵抗がありましたが、回数を重ねる中で“自分が感じたことを素直に大切にしていいんだ”と思える感覚が芽生え、少しずつ人前で話すことへの抵抗は薄れていきました。

    また、実習を通して“人”と触れ合う機会が増えたことで、関わりの中で自分自身を見つめる時間が多くなりました。自分をしっかり見つめなおすことで自分の癖や関わり方を知ることができ、自身を顧みることができているように思います。このような学びは、本学の学びのプログラムや丁寧に指導してくださる先生方のおかげで得られた視点だと思っています。
    (修士2年Iさん、筑紫女学園大学出身)

    rin_180914_01.jpg
    rin_180914_02.jpg
     

    ー大学院生の仲間達と共に学び、共に歩いてー

    大学院では、少人数授業や実習が行われているため、1人1人が積極的に発言でき、実習の振り返りや指導もきめ細やかに受けることができます。先生方や先輩、後輩との距離も近く、グループ活動では活発に意見が交わされ、お互いの話から刺激を受けることも多くあります。大学院では自分の意見や気持ちを話すこと、主体性をもって関わることが求められます。

    私は大学院に入学する前は、どちらかと言うと消極的で、人前で話をすると緊張するところがあったため、入学当初は大学院での学びに不安を感じる面もありました。しかし、最初の実習先である小学校で、勉強や生活面での難しさを抱える子どもたちと出会い、私の意識も徐々に変化していきました。自分が子ども達のためにできることは何かを考えて関わっていくうちに、誰かのために一生懸命になること、心から相手を思う気持ちが一層強くなったと思います。今では日々、出会いがあること、人と関わっていけることが楽しく、自分自身の人との接し方にも成長を感じることが増えました。大学院での学びは、人に寄り添う臨床心理士を目指す上で、私にとって大きな財産になったと思います。将来は、福祉や学校領域など、子どもと関わる職場で働きたいと考えています。
    (修士2年Mさん、福岡女学院大学出身)

    2018年
    09月06日

    外部講師を招いた臨床研修会を開催しました

    臨床心理士が対応する臨床現場は多領域であり、様々な援助技法が求められます。このような要請に対して本学大学院臨床心理専攻では、通常の授業や実習とは別に外部講師を招いて学ぶ「臨床研修会」を設定し、大学院生達の学びの機会を提供しています。

    今年は夏休みを利用して、教育領域における支援に関して3つの「臨床研修会」を行いました。「教育支援に活かす心理検査」、「中学生・高校生の居場所活動支援」、「適応指導教育における支援」の3つです。現場で活躍する本学出身の先輩も講師として参加してくれました。先輩をモデルとして、院生達は将来活躍する姿をより具体的イメージできたようです。「教育支援にいかす心理検査」に参加したTさんの感想を紹介します。Tさんありがとうございました。

    rin_180905_01.jpg
     
    【院生達が毎日眺めるキャンパスの風景】
    ~臨床心理センターからみえる緑が多いグランド~

    臨床研修会「教育支援に活かす心理検査」に参加して

    子ども達への教育支援に活かす心理検査について臨床研修会で学び、3つの新たな気づきがありました。1つは、大学院課程における心理アセスメントの訓練が修了後の現場において如実に表れるということです。大学院入学から様々な講義や実習がある中、心理アセスメントに関する課題に追われることも多く、なんとかこなしている感覚でした。しかし、現在大変恵まれた環境で、充実した心理アセスメントの訓練を受けていることを考えると、大学院での学びの過程は大変ではあるものの恵まれているのだと感じました。

    次は、現代社会では知能検査の需要がとても高いということです。発達障害という言葉がある程度世間に浸透することで、今まで大人が「扱いづらい子」だと思っていた子どもや集団になじめていないと思われていた子どもたちに対して、どのような特性があり、どのようなことを苦手にしているのかについて、関心が高まっていると感じました。

    最後は、現場での連携の大切さと難しさです。子どもを取りまく心理の専門家ではない周囲の人々(教員や親など)に対して、理解しやすい平易な言葉で検査結果を伝えることの難しさや、結果から考えられる教育支援について共有することの難しさについて考える機会になりました。「就学に係る教育支援」において、臨床心理士は一人一人のこどもの発達を丁寧にみていく必要があるため、今回の学びを今後に活かしていきたいと思います。
    (修士1年、Tさん)

    2018年
    08月30日

    【臨床心理センター実習】小学生向け夏休みプログラムが終了しました

    臨床心理学専攻大学院生の実習機関である臨床心理センターでは、臨床心理センターを利用している小学生を対象に、毎年夏休みプログラム(学習支援と集団療法)を行っています。

    今年も、大学院生はスタッフとして、プログラムの準備運営に関わり、先日無事に、好評のうちにプログラムが終了しました。

    rin_180830_01.jpg

    rin_180830_04.jpg
    【子ども達と一緒に作った作品】
    ~風鈴とプチ水族館~

    rin_180830_03.jpg
    【ボール入れ大会のリハーサル中】
    ~どうしたら子どもたちがもっと楽しめるかな?~

    スタッフとして参加した院生(修士1年)の感想

    夏休みプログラムでは、子どもの様子、場所の設定、集団療法について考え、運営にも携わるという貴重な経験ができました。集団療法では、一人一人の特性を理解しながら、活動目的を考え、取り組みました。夏休み中の短期プログラムではありましたが、子ども達の成長や良いところを発見し、子ども達から教えてもらうことが沢山あり、非常にやりがいのある経験でした。

    学習支援プログラムでは、スタッフ全員で子どもたち一人一人の理解できるように取り組みました。その上で、子ども達がより学習に集中できるような部屋作りやスケジュール調整など、様々な工夫を行いました。自分たちで企画する楽しさがある一方で、実際にサポートを行うことの難しさも感じました。数回の活動でも、子ども達の変化が実感できました。本プログラムは、「子どもが持つ力」や「子どもを理解することの重要さ」を学ぶ、貴重な体験になりました。

    2018年
    08月24日

    【発達教育学専攻】講演会「脳科学から見た子どもの発達」

     発達教育学専攻では、毎年「発達教育学講演会」を開催し、院生や教員のFDに努めるとともに、広く地域のみなさまと学びの場を共にさせていただいています。
     今年度は、9月24日(月・祝)に脳科学研究において国内外で活躍されている友田 明美 教授(福井大学子どものこころの発達研究センター)をお招きし、内田 伸子 本学客員教授(お茶の水女子大学名誉教授)そして牧 正興 本学名誉教授(久留米大学)とともにシンポジウムを開催いたします。

     2015年4月に開設した大学院人文科学研究科発達教育学専攻は、開設記念講演会にハーバード大学のタイチャー氏(虐待を脳科学の立場から解明)を招聘しました。今回、講演会のメインで登壇される友田明美先生は、ハーバード大学でタイチャー氏に師事され、現在国内では脳科学と虐待の関連を第一線で解明されています。

     当日の会場となるギール講堂エントランスでは、講師の著書販売をはじめ、絵本とおもちゃのブースを出店します。
     多くのみなさまのご参加をこころよりお待ちしています。

    01.png
    発達教育学講演会チラシ.pdf
    講演会申し込みフォーム

     問い合わせ先 develop_eduken@fukujo.ac.jp
             (発達教育学専攻 西晃央・坂田和子)

    2018年
    08月22日

    臨床心理士の仕事:修了生から後輩へのメッセージその4

    臨床心理士の仕事について、2017年度より「修了生から後輩へのメッセージ」としてお伝えしています。今回は、今年3月に本学大学院を修了したばかりのOさん(福岡教育大学出身)に、「現在の仕事」と「大学院での学び」について感想を寄せてもらいました。現場で必要とされる臨床心理士を養成してきた本学臨床心理学専攻での体験を活かし、活躍する様子が伝わります。Oさんありがとうございました。

    現在の仕事

    私は、市役所の子育て支援課で、家庭児童相談員という仕事をしています。主な業務は、18歳までの子どもがいる家庭の子どもに関する相談受付や、ひとり親家庭の支援等を、市役所での面接や家庭訪問を通して行っています。また、各市町村に置かれている「要保護児童地域対策協議会」のメンバーとして、虐待の防止や虐待の早期発見・支援を、児童相談所や学校等と連携しながら取り組んでいます。

    虐待のみならず、不登校やひきこもりといった子どもにまつわる様々な問題を、関係機関と共に家庭へ介入しながら、子どものよりよい成長のために考えていくお手伝いをしています。このように、ケースワークが主になりますが、子育て支援課で行われる手当の手続き等の業務も行っています。

    現在の職場に活かされる本学大学院での学び

    大学院生活を思い返すと、「踏みとどまって考えてみる」機会をたくさんいただいたと感じています。実習やカンファレンスを通して、自分のことや関わっているケースのこと等を、じっくり考えることのできる場がありました。また、考えるヒントをくださる先生方や先輩方、同期の存在が常にありました。

    私は教育大学で教師になるために勉強していました。教師は、善悪の価値観を明確に持ち、子どもたちを正しい答えに導かなければならなりません。しかし、女学院で臨床心理学を学んで、相手の置かれている状況や生きてきた背景によって、善悪の基準や価値観は変わること、善悪の判断がつかないことがたくさんあり、答えは1つではないことを学びました。そこで、いろいろな角度から物事を捉え、相手の立場に立ち「踏みとどまって考えてみる」ことがいかに重要かを知りました。

    社会に出てからは、保健師や保育士、社会福祉士等、様々な職種の方と一緒に働いています。その中で、「臨床心理学を学んだからこそできることは何だろう?」と毎日のように考えます。今の私が大事にしたいと思っていることは、女学院で学んだ「踏みとどまって考えてみる」ことです。日々先輩方に学びながら、じっくり考えるための材料を増やしていきたいと思っています。
    第14期:0さん(福岡教育大学出身)

    rin_180820_01.jpg
    2月修士論文の発表会を終えて、院生室でホッと一息
    ~皆で頑張った修士論文。恵方巻きを食べながら「お疲れ様」の声かけあって~

    2018年
    08月13日

    臨床心理士の仕事:修了生から後輩へのメッセージその3

    臨床心理士の仕事について、2017年度より「修了生から後輩へのメッセージ」としてお伝えしています。今回は、今年3月に本学大学院を修了したばかりのHさん(福岡女学院大学出身)に、「現在の仕事」と「大学院での学び」について感想を寄せてもらいました。現場で必要とされる臨床心理士を養成してきた本学臨床心理学専攻での体験を活かし、活躍する様子が伝わります。Hさんありがとうございました。

    現在の仕事

    4月より、児童養護施設に常勤の心理療法担当職員として勤務しています。児童養護施設とは、様々な事情により家庭で適切な養育を受けることが困難な2歳から概ね18歳までの子ども達が生活しているところです。私は多職種での連携を大切にしながら、子どもの最善を第一に考え、心理面接や心理検査、生活場面での支援(食事・宿題・遊びなど)を行うことが主な仕事です。また、ケース協議などの会議への参加、職員のメンタルヘルスケアなども、心理療法担当職員の仕事内容です。

    現在の職場に活かされる本学大学院での学び

    大学院において得た多くの学びの中で「クライエントの状態を様々な面から捉える大切さ」があります。この視点を持つための日々の訓練は、子どもが試し行動や問題行動をした際、私自身の言動も振り返りながら、最近の様子や他児との関係性などにも焦点を当て、子どもを多面的に理解することに繋がっています。その一方で、大学院で経験しなかった児童養護施設という臨床現場ならではの問題にもたくさん直面します。また、新任職員でありながら、心理職としての専門的な視点も求められるため、悩むことも少なくありません。しかし大学院で学んだことを活かして、他職員にも援助を求めつつ、自分なりに対応してみることを心掛けています。そのような場合は特に、大学院の講義や日常でも行っていた内省を通して、自分が持つ傾向に気づいたこと、様々な実習を通して、臨床心理士として大切にする点を学んだことが活かされています。

    ただし、日々の忙しさによって大切なことを見失っていることも多々あります。そのような時、大事なことに気づかせてくれるのは、子ども達や他職種の先生方、大学院の同期です。こういった周りの人から学ぶ姿勢も、女学院で大事にされている「謙虚さ」や「感謝の心」と結びついているのかもしれません。

    大学院の二年間は、それまでの人生を覆すほどの濃い時間だったように思います。正直なところ、入学前の私にとって女学院の“つながり”は心地良くないものでしたが、今ではいろいろな場面でその“つながり”に助けられており、私の支えとなっています。心理職としても、福祉に携わる者としてもまだまだであり、今後も様々な壁にぶつかることと思いますが、大学院で得たものを糧に乗り越えていきたいと思っています。
     
    第14期:Hさん(福岡女学院大学出身)

    rin_180813_01.jpg
    実習後、束の間の時間に恒例の誕生日サプライズ
    ~忙しいスケジュールの中、楽しい時間を作ることも忘れませんでした!~

    2018年
    08月06日

    【臨床心理センター実習】小学生向け夏休みプログラムの運営をしています

    大学院生の実習機関である臨床心理センターでは、臨床心理センターを利用している小学生を対象とした夏休みプログラムを行っています。
    大学院生はスタッフとして、プログラムの準備運営に関わっています。

    夏休みプログラムでは、大学院生と子どもたちが、学習の時間と、集団療法の時間を一緒に過ごします。

    大学院生は参加されるお子さんたち一人ひとりに合わせ、どのような工夫があると有意義な時間を過ごせるか、このプログラムが素敵な体験となるかを事前に何度もミーティングを重ね検討しました。

    学習時間については、子どもたちが少しでも勉強に取り組みやすいよう掲示物や机の配置など環境の工夫を考えたり、目標達成シートを作成するなど子どもたちが達成感を感じられるよう意見を出し合いました。

    また、集団療法については、どうしたらグループ活動を楽しんでもらえるか、各回のねらいに合わせて、楽しめる遊びや工作を考え、実際にスタッフでリハーサルをしたりしました。

    rin_180806_01.jpg
    スタッフミーティングの様子と掲示物等

    7月25日に初回を終えましたが、当日は、お子さんと大学院生たちのたくさんの笑顔が見られました。残りの活動日もしっかりと準備に励み、子どもたちと一緒に元気に頑張ります。

    rin_180806_02.jpg
    初回を終えて、ほっと一息の大学院生達

    2018年
    07月31日

    臨床心理士の仕事:修了生から後輩へのメッセージその2

    臨床心理士の仕事について、2017年度より「修了生から後輩へのメッセージ」としてお伝えしています。今回は、今年3月に本学大学院を修了したばかりのNさん(熊本大学出身)に、「現在の仕事」と「大学院での学び」について感想を寄せてもらいました。現場で必要とされる臨床心理士を養成してきた本学臨床心理学専攻での体験を活かし、活躍する様子が伝わります。Nさんありがとうございました。

    現在の仕事

    3~6歳の未就学の子どもたちを対象に療育を行う児童発達支援の通所施設で働いています。出会う子どもたちは、主に発達の偏りや知的な遅れがある、もしくはその傾向があり、集団場面でのふるまいや人との関わり方に難しさがあると指摘される子どもたちです。そのような子どもやその親御さんたちと一緒に遊んだり、様々な保育課題に丁寧に関わり、子どもたちの苦手さだけでなくできるところや良いところに目を向け、生活の中で生かしていけるようなお手伝いをしています。

    現在の職場に活かされる本学大学院での学び

    私にとって大学院での二年間は“革命”の連続でした。他大学出身であることや大学では心理学を専攻していないことから不安も大きく、入学当初は周りが全員「敵」に思えて仕方がありませんでした。ところが二年間で様々な実習や課題に一緒になって取り組み、共に苦労しながら乗り越えるうちに、その「敵」たちは私にとってかけがえのない「味方」になりました。そして、実習で出会った子どもたちとの関わりの中で、それまで子どもが苦手だった私が、子どもと関わる現場で楽しく働けるようになりました。

    女学院での学びは挙げ始めると本当にキリがありませんが、上記のように“みんなで一緒に取り組む”ことも含めて体験的な学びが多かったこと、そして多くの出会いに恵まれたことは私にとって大きな体験だったと思います。また、二年間自分に向き合うという経験を重ねたことで、私は“目の前の人と正面から向き合う覚悟”ができたと思っています。今の職場で出会う子どもや親御さんとまっすぐ真剣に関わることができているのは、二年間の学びの成果だと思います。大変なことも多く何度もクヨクヨしましたが、今また大学生に戻っても女学院で学ぶ選択をするだろうな、と思います。
     
    第14期生:Nさん(熊本大学出身)
    rin_180731_01.jpg
    東日本大震災継続支援活動への参加は思い出深い実習の1つです。
    ~浄土ヶ浜(岩手県宮古市)でウミネコに餌をあげるところ~

    2018年
    07月05日

    ​修士論文中間発表会が終わりました

    修士2年生の修士論文作成において中間点検といえる修士論文中間発表会が終わりました。

    例年、修士1年生が主体となり、中間発表会のマネジメントや司会を務めています。なぜなら、中間発表会は修士1年生たちが修士論文作成の参考に、先輩たちが1年間熟成させてきた問題意識やテーマがどのように研究デザインとしてまとまっているのかを学ぶ良い機会だからです。

    教員を交えた、会場での活発な議論は発表者にとっても自分の研究を展開していくにあたって、大いに参考になる貴重な機会です。

    rin_180710_01.jpg

    rin_180710_02.jpg

    【修士論文題目例】
    言語的表現と非言語的表現の不一致と不安との関連
    不登校経験者における時間的態度に関する研究
    ASD(Autistic Spectrum Disorders)児の身体意識に関する研究
    認知症高齢者を持つ家族介護者・介護家族の心理に関する研究
    抑うつ気分が大学生の援助要請に与える影響

    2018年
    06月20日

    専門と臨床心理実践の紹介 ー 福留 留美 ー

    専門と臨床心理実践の紹介 ー福留 留美ー

    rin_180725_01.jpg私の専門は臨床心理学、その中でも「イメージ療法」というものを研究しています。人が何かで困っている時に、その解決策をみつけるのに、イメージを使うのです。あまり聞いたことがない方法かもしれませんね。その方法について、少し紹介してみましょう。

    「イメージをみる(感じる)」状態に一番近いのが「夢をみている」状態です。夢を見ている時はぐっすりと寝ていますが、「イメージをみる(感じる)」には、目を閉じて深呼吸をして深くゆったりとした気分でいると「イメージ」が浮かんできます。寝ている時と起きている時の中間くらいの精神状態です。

    夢を見ている時は寝ているので他の人と会話をすることはできませんが、「イメージをみている(感じている)」時は、寝ているわけではないので見ているイメージの流れについて話をすることができるのです。

    なぜ、このような面倒な方法を使うのでしょうか?

    一般的なカウンセリングでは、「言葉」での対話を通して気持ちをほぐしたり、困り事についての解決の糸口を探したりします。しかし、困り事について自分ではその原因が分からないとか、自分のことでも自分ではどうなっているかよく分からないということがありますね。そんな時に「イメージをみる(感じる)」ことで、あるヒントを得ることができます。

    それはなぜかと言うと、その人の普段の行動やもの感じ方の特徴が、イメージの流れの中に出て来るからです。イメージには、その人の行動や感じ方の原型が入っているのです。

    たとえば、すごく慎重すぎて動けないとか、逆に状況を見ずに無鉄砲に動いてしまうとかです。そのことをイメージで見るまでは、自分でも気が付いていない場合が多いのです。そのイメージの中で変化が起きると、現実の生活の中でも変化が起きてきます。

    今ご紹介した「イメージ療法」は、目を閉じて深くリラックスした状態で行いますが、目を開けたままで行うこともできます。「イメージ」を利用した感情のコントロール法を「開眼イメージ法」として開発しています(「実践イメージ療法入門」金剛出版,2016)ので、興味のある方は読んでみてください。

    いろんな臨床現場を経験する中で、従来からある方法を少しずつ自分なりに発展させてきました。精神科のクリニックや、スクールカウンセラー、大学生対象の学生相談室が主な臨床実践の領域です。地域一般の人々対象の研修会も行っています。

    学生へのメッセージ

    「これ面白そう!」とか「自分はこんなことしている時が一番生き生きしている」というような自分が感じる興味に敏感であってほしい!

    「こんなことができる人になりたい」「こういう人になりたい」というような自分の憧れや夢の気持ちを大事にしてほしい!

    今はまだ実現していない興味や夢が、自分の人生を導き、自分を引っ張るエネルギーになります。努力しても先が見えず途切れそうな時があるかもしれませんが、諦めないで夢をつないでください。そうすると、私の「道」と言えるものが後ろにちゃんとできていきますよ。

    臨床心理学の世界は、理論だけでなく実践がベースになりますので、学びの種は尽きません。いつまでも興味が尽きることのないこの世界で、一緒に学びましょう。

    2018年
    06月15日

    2018年度入学生から公認心理師のカリキュラムがスタートしました

    本学大学院臨床心理学専攻では、昨年度に公認心理師カリキュラムの認定を受け、2018年度入学生から公認心理師のカリキュラムを受講できるようにしました。

    本専攻で大事にしていることは、ポジティブな人間観、奉仕の心、誇りと謙虚、一人一人の心を重んじる倫理観、感謝の心という人間として、臨床心理士として大事な基本姿勢です。その上で、ACT(Assessment・Consultation・Therapy)における専門性を身に付け、その総合力をもって「人を活かす働き、動き」のできる臨床心理士養成は本専攻がこれまで積極的に取り組んだ教育であり、これからも変わらず追求していく目標です。

    これまで約140名の修了生が臨床心理士としてその実践を行っており、心を尽くして相談者に寄り添い、現場での協働と連携に励んでいます。

    国家資格の誕生に合わせ、社会貢献に一助するツールの一つとして公認心理師のカリキュラムを導入することにより、従来の教育の意義をさらに大事にしながら、臨床心理士と公認心理師の相補的な働きができる教育を展開していきます。

    rin_180709_01.jpg

    rin_180709_02.jpg

    2018年
    04月20日

    2017年度修了生進路就職結果:今年も100%就職!

    就職を希望した2017年度修了生12名全員の就職が大学院修了まで決定しており、4月からは現場で今まで鍛え上げた力を発揮するとともに、様々なチャレンジに挑むことになります。

    保健医療分野、福祉分野、教育分野を中心に、常勤職が6名、非常勤職が6名となっており、非常勤職もほとんどが週4,5日勤務で、これをスタートに常勤へとステップアップしていきます。

    現場で必要とされる臨床心理士を養成してきた本学臨床心理学専攻の伝統を引き継ぎ、これからみなさんの活躍を期待しています。
    文責:重橋

    2018年
    04月07日

    【発達教育学専攻】2018年度 新しいメンバーを迎えました

    2018年4月2日、福岡女学院大学・大学院の入学式が挙行されました。

    今年度発達教育学専攻に入学を許可された4期生は、子ども発達学科からの進学者、現職幼稚園教諭(発達学科卒生)、現職保育士(発達学科卒生)、保育士経験者、小学校教員等経験者 という互いに刺激を与え合う経歴のメンバーとなりました。

    また専任教員は、発達教育学を構成する3分野(教育学心理学特別支援教育学)から発達教育学について探求していきます。
    本年度は、西晃央 教授(教育学/統計学)、角南良幸 教授(教育学/健康・スポーツ科学)、猪狩恵美子 教授(特別支援教育学/特別支援教育学)、藤田一郎 教授(特別支援教育学/特別支援教育学; 医師)、高原和子 教授(教育学/体育学)、坂田和子 教授(心理学/発達心理学; 臨床心理士)、吉田尚史 教授(教育学/教師教育学)福島さやか 准教授(教育学/音楽教育学: 長期研修)、赤間健一 講師(心理学/教育心理学)です。
    そして、内田伸子 客員教授 ([お茶の水女子大学名誉教授] 心理学/発達心理学・認知科学)と、更なる専攻の発展を迎えています。

    入学式後は、大学院全体オリエンテーション、発達教育学専攻オリエンテーションが行われました。

    そして今年度はM1 5名とともに、8ヶ月の赤ちゃんが大学院に来ることになりました。
    昨年まで学外で開催していた歓迎会は院生室で行い、院生・教員ともにあたたかく幸せなひと時を過ごしました。

    大学院は、学部を卒業しそのまま進学する者もいれば、社会人経験を経て、あるいは子育てが一段落して、または介護に見通しがついたなど、生活背景は様々です。現職社会人で学びを必要としている方々もいます。
    本専攻は、可能な限り現職社会人に対応し、加えてライフステージに伴う育児や介護などがありながらも学び続けられるシステムを懸命に模索しています。主体的に学び、対話を重ねて学び合い、いつまでも学び続けられるようサポートしていきます。

            (運営委員 西、坂田)
     

    2018年
    03月15日

    【発達教育学専攻】2017年度修了生の進路ならびに修士論文題目一覧

    今年度修了の6名は全員子ども発達学科(前身の人間発達学科含む)卒業生です。3名は卒業後そのまま大学院へ進学、2名は保育士・幼稚園教諭の経験を踏まえ大学院へ進学してきました。
    2年間さまざまなことに意欲的に取り組み、最終的に本専攻で取得可能な免許資格のうち、3名は小学校教諭専修免許状 、4名は幼稚園教諭専修免許状を授与され、うち1名が学校心理士の資格を得ました。
     
    修了生6名は、大学院博士後期課程進学、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭(教員採用試験 福岡市合格1名、福岡県合格2名)、大学・短期大学非常勤講師とフィールドは異なりますが、発達を踏まえた教育を創造していく実践家として活躍されることを期待しています。

    今年度提出された修士論文題目一覧
    「動物介在教育における共生機能の拡大と人間関係形成の基盤づくり」
     (指導教員 柳田泰典 教授)
    「音楽科鑑賞教育に関する研究―小学校音楽科鑑賞指導法を中心としてー」
     (指導教員 福島さやか 准教授)
    「生活科における主体的・創造的探求過程に関する研究」
     (指導教員 柳田泰典 教授)
    「中国における看図作文授業の改善―日・中教育比較を通してー」
     (指導教員 猪狩恵美子 教授)
    「乳児保育担当保育士の葛藤に関する発達教育学的検討」
     (指導教員 坂田和子 教授)
    「子育てプログラム受講による母親の意識変容」
     (指導教員 藤田一郎 教授)
     

    2018年
    01月25日

    臨床心理学専攻教員の専門領域を紹介します③

    富永幹人 准教授


    rin_180122_03.jpg私は大学に勤め始める以前には、精神科の病院で臨床心理士として働いていました。患者さんへの心理検査や心理療法に取り組み、多職種と協働して治療に臨む「チーム医療」を経験する中で身につけてきたことは、自分にとって大きな財産です。

    また、私がこれまでの臨床経験の中で拠りどころにしてきたもののひとつは精神分析です。私たちは、クライエントさんに対して、表向きの部分だけではわからない、その人の心の核心と出会おうと努めますが、それは容易なことではありません。精神分析はセラピストとクライエントとの間で起こってくる現象についての知恵の蓄積ですが、そこから学ぶところは大変多いと感じています。

    そして、もうひとつの支えとなってきたものは、大学院時代の恩師や先輩、仲間の存在です。こうした人たちとの出会いがなければ、ここまでやってはこれなかっただろうと思っています。

    この大学院時代に、皆さんが人の心との出会いについて学ぶとともに、自分にとってもよき出会いが得られることを願っています。

    2018年
    01月23日

    臨床心理学専攻教員の専門領域を紹介します②

    重橋のぞみ 教授


    rin_180123_01.jpg私の得意とする専門領域は、臨床動作法や心理劇(集団心理療法)を用いたアクションメソッドです。特に精神疾患を抱え長期入院中の方へ、心理劇によるアプローチを行ってきました。心理劇の中では、自己表現が難しい人々が自然に自己表現を行い、他者と感情を共有する場面が見られます。
    このような変化を大事にし、病をもつ人々の中にある健康な面、普段は見えにくい潜在的な力に注目し、持っている力を表現できるようになるための臨床実践と研究を行っていきたいと考えています。

    そのため、研究テーマは情動体験と情動表現のズレに関する研究、精神疾患を有する人に対する周囲の理解に関する研究などです。最近は、心理査定に対する援助者の捉え方に関する研究も行っています。

    rin_180123_02.jpg大学院の授業では、心理劇を用いた演習やロールシャッハテストを用いた心理査定の指導を行っています。体験型の学びにおける気づきや発見を重視しているため、授業を通して毎回大学院生達から得ることがあります。


     

    2018年
    01月22日

    臨床心理学専攻教員の専門領域を紹介します

    安部恒久 教授

    rin_180122_01.jpg私の得意とする専門領域は、サポートグループ(セルフヘルプグループ)やグループカウンセリングや集団療法などのグループアプローチです。

    孤立した人々を、どのように、ひととの関係へとつなぎ、人間関係を発展させることができるのかを研究テーマとしています。
    したがって、授業でも、それこそ小グループとなって進めることが多いです。受講者のそれぞれの考え方や感じ方などの持ち味が、グループとして共有されることによって、発揮される大切な機会だと考えるからです。

    教育や医療や福祉や司法矯正や産業など、どの領域でも、個人をとりまくグループ(組織)の力動を理解することが、心理支援プログラムを作成するのに必須となると言っていいでしょう。

    皆さんといっしょに、現場で役に立つグループアプローチの活用方法を考えていきたいと思います。
     

    著書

    rin_180122_02.jpgrin_180122_03.jpg

    copyright© FUKUOKA JO GAKUIN UNIVERSITY ・ FUKUOKA JO GAKUIN UNIVERSITY JUNIOR COLLEGE

    ネット出願

    資料請求