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実習体験レポート

第一線の医療現場で学んでいく実習を通して、看護職者としての将来の自分が見えてきます。

福岡女学院看護大学では看護職者としての心構えや臨機応変な対応力を養うために、第一線の医療現場で実習を行っています。1年次から実習カリキュラムに沿って、確実にステップアップ!在学生が前学年を振り返って実習内容を紹介します。

私たちの実習服
 学内の演習や臨地実習で着用します。着替えると同時に髪をまとめ爪のチェックも忘れません。

ステューデントナース認証式

臨地実習に要する科目を修了した3年生の「ステューデントナース認証式」を行います。

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一人ひとりが看護職者をめざす決意を新たにし、学ぶことへの意気込みを胸に抱き、指導協力いただく実習先病院や施設へ向かいます。

(2016年8月撮影)

臨地実習START!

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見学レポート

肉眼解剖学実習見学

臓器の解剖を見学し、人体への理解を深め、医療を担う者としての倫理観を育みます 

授業で学んだ、人体の構造や形態について理解を深め、看護職者に必要な人体構造の基礎知識を学ぶために、学外の病院にて行われる解剖を見学しました。見学の場では、教科書ではわからない実際の臓器の大きさや色を観察します。また臓器に触れる時間もあり、学内では絶対にできない経験となりました。また、この見学は、献体されたご遺体があるからできることです。ご遺体への敬意と感謝の気持ちをもって、解剖についての予習をしっかりし、臨みました。

基礎看護学実習
看護過程実習

患者の日常生活行動の観察やコミュニケーションを円滑にはかり、一人の受け持ち患者を通して実践的な仕事を体験することで、患者の快適な療養生活を営むために必要な援助を実践できるよう、看護専門職者としての基本的態度を養います。

看護過程実習

予測できないことにも臨機応変に対応できるチカラを育んでいます

 看護過程実習は、情報収集、アセスメント、計画立案、実施した看護の評価・修正を行い、患者さんの個別性にあった援助を行う実習です。入院中の患者さんは、その状態が日々変化します。何事も教科書通りにはいかず、予測と違うことが起こることもあります。看護師は、そんな状況でも的確な判断を行い、臨機応変に対応していくことが大切だと再確認できました。また、実習をするなかで変化したのは看護師像です。患者さんに優しく接するだけでなく、「患者さんにとって最も重要なことは何か?」を考えながら行動することが大切であることに気づきました。

成人看護学実習(急性期)、成人看護学実習(慢性期)、老年看護学実習、母性看護学実習、小児看護学実習、精神看護学実習、在宅看護実習

より実践力を高めた実習を行うことで、患者の各健康のレベルに応じた看護が展開できる基礎能力を習得します。また各看護学実習を通して患者・家族に対する看護専門職の役割や、患者が在宅で快適な療養生活を営むために必要な支援と継続看護について学びます。

老年看護学実習

教科書通りではない、一人ひとりのための看護

 高齢者の患者さんは、さまざまな疾患を合併して持っています。それを念頭に置いて患者さんの能力を生かし、生活維持・向上に向けたケアを行う実習です。 当たり前ですが、患者さんは人間です。目が悪い方、認知症の方と個別性はそれぞれで、教科書に書かれているとおりの経過をたどって回復する訳ではありません。看護計画も、それぞれの患者さんのために個別に立てます。実習中、不眠傾向にあった方に対して、昼寝を減らし、会話や散歩を行う看護計画を立てて実践したところ、夜間に睡眠がとれるようになったと喜んでいただけました。 この実習で多くのことを深く学ぶことができました。将来は終末期ケアに携わるのが目標です。患者さんが自分の“生”を全うできる手助けをしたいと考えています。

母性看護学実習

助産師になりたいという将来像が、実習を通してより明確になりました

母性看護学実習は、妊娠中から出産、出産後までの女性と新生児を対象とした看護を学びます。技術の習得に終わらず、次世代育成支援のため、家庭・医療機関・地域社会が連携する必要性を知り、母性看護に対する思考までを深めるのが課題です。 この領域がほかと大きく違うのは、お母さん・赤ちゃんの両方の状況が互いに影響し合っていることです。実習の現場では、お母さん・赤ちゃんのふたりに関して、たくさんの情報収集をする努力が必要だと理解できました。 また、偶然にも実習初日、分娩に立ち会うことができました。その感動は深く胸に残り、将来は母性看護の領域に進みたいとの目標も定まりました。夢は助産師になることです。大学卒業後も、大学院か専門学校へ進学し、助産師免許取得をめざします。

成人看護学実習(急性期)成人看護学実習(慢性期)、老年看護学実習、母性看護学実習、小児看護学実習、精神看護学実習、在宅看護実習、公衆衛生看護学実習、看護学総合実習

 3年次に引き続き、専門領域の実習を行います。4年次には、看護学総合実習で、看護職者としての今後の目標を明確にしていきます。

在宅看護実習

患者さんそれぞれの状態に寄り添う援助計画を立案したい

 実習では、認知症の患者さんの看護をさせていただきました。私は、その時もっていた知識と照らし合わせて、患者さんが慣れ親しんだことを行い、気分転換をしてもらおうと計画しました。
しかし、それでは「患者さんへの刺激にならない」「飽きてしまう可能性がある」との指摘をいただき、認知症といっても患者さんによって程度や症状がさまざまであることを改めて実感しました。 これは、認知症に限ったことではありませんが、援助内容は患者さんの能力に合わせることが大切であると学びました。患者さんの個別性を考えた援助計画は、とても難しいものですが、だからこそ、今後の目標としてしっかり取り組んでいきたいと思います。

公衆衛生看護学実習

地域の特性を探り、改善点を見つけ、住民の方に伝えます

 公衆衛生看護学実習は、主に保健師の役割について学びます。保健師は、地域住民の方々の健康相談や健康教育などを行うことで、疾病の予防に取り組んでいます。保健師にとって、地域の特性を知り、「この地域で改善するべき点は何か」を把握することがとても重要であることを学びました。例えば、高齢者の多い地域では高血圧の方が多いなどの特徴があるので、その課題解決のための健康教育が必要となります。 メンバーと試行錯誤しながら資料などの準備をするのは大変でしたが、とても充実した時間でした。何よりもうれしかったのは、実習当日、地域の方々が一生懸命参加してくださり「今後、実践してみるね」とおっしゃってくださったことです。このように初対面の方と交流してコミュニケーション能力を高められるのも実習の魅力だと感じました。