HOME > ご挨拶

ご挨拶

University_president_Katano.gif

志高く、心優しい看護のリーダーたれ!:発展し続ける看護大学

 

開学10周年を迎えました

 

[ 建学の理念]
「自分を愛するように他の人を愛しなさい」というキリストの教えに根ざし、131年間女子教育の道を歩んでまいりました福岡女学院は、看護・保健という福祉の場で社会貢献する人材を育てるための準備が整ったと判断し、2008年に国立病院機構東医療センターと連携して看護大学を設置いたしました。
本学は「あなた方がして欲しいように、人にもそのようにしなさい」という愛の精神に基づき、真に人に優しく寄り添い、広く社会に貢献できる、高い専門性を身につけた、志の高い看護師、保健師、さらに看護のリーダーたる人材を育てることを理念とし、教職員と学生は、この実践のために、各々の役割をもってここに集っている、ということを、常に意識して働き、学んでいます。

 

 

[看護師・保健師として高い知識・技量を身につけるための環境]
九州の看護大学で最大の基礎学習設備に加え、自らのペースに合わせ看護技術を自己学習できるよう、模擬病院あるいは模擬講義室である九州最大規模の「看護シミュレーション教育センター」が昨年9月に完成し、より実務に即した実践的な訓練が可能となりました。加えて、従来の成人・老年看護領域が成人看護領域と老人看護領域として独立し、わが国最初の「看護シミュレーション教育学領域」が新たな教育分野としてスターとしました。

また、極めて重要な医療現場での実習においては、福岡を代表する研修施設である国立病院機構東医療センターに隣接し、同センターを中心に、わが国最大の国立病院機構と強いネットワークを形作っており、基礎学習と臨床実習のバランスの良い、非常に恵まれた学習環境が整備されています。
昨年度より、海外看護英語研修制度(クイーズランド工科大学)がスタートし、来年度からは、わが国で生活している外国の方々が、わが国の医療を等しく受けられるように、英語を中心に専門的に看護・医療支援が可能な看護師を養成するために「多言語医療支援コース」がスタートします。

 

 

[看護における最も大切な概念「ヒューマンケアリング」]
この素晴らしい学びの場と優秀な教職員を備えた、本学の特徴は、看護において、最も大切な世界共通の概念である、「ヒューマンケアリング」を教育の中心においていることです。これは医療、そして人に携わる全ての者に求められる素養であると思いますが、ヒューマンケアリングとは「自分に対するように他の人々に接することで、自らも人として成長すること」を意味します。この精神を131年間実践してきた本学院から誕生した看護大学は、看護師・保健師を目指し学ぶ者にとって、最も相応しい場所であると自負しています。本学はこの概念を、あらゆるカリキュラムや学生生活を通して大切にしており、看護識者として高い専門性を身につける事はもとより、「より深く考え、より豊かな人間性を備えた人を育てる教育」をおこなっています。
その一つとして毎日、自分自身と向き合うための20分のチャペルの時間が準備されています。慌ただしい日々の中で、この静かな時間は、多様な人々の話を聞き、自身を深く見つめ、あらゆる文化、宗教を越えて人々を理解し、共感するための手助けとなる貴重な時間です。また、在学中はもとより卒業後も、悩みや疑問に共に向き合う学生支援のための教職員の方々とキリスト教の宗教主事がいます。このように、人に優しい環境が最も整った看護大学です。2012年に最初の卒業生全員が希望の職場へと羽ばたいて以降、現在まで、本学の卒業生が、質の高い看護の提供者として各現場から高い評価をいただいていることは私たちの喜びです。

昨年は、就職率の高い女子大の調査で、全国一位となり、実就職率では全大学中18位になりました(プレジデントFamily 2017)。

 

 

[高い志を胸に道の端を颯爽と歩いて行こう]
私は、福岡女学院看護大学を、高い専門性を身につけることはもとより、日本で一番美しいキャンパスに作り上げたいと思っています。看護大学の門をくぐり、一歩足を踏み入れると、優しさの中に凛とした心情が自然と湧いてくる森の中に佇むようなキャンパスです。我々教職員と学生は、「志高く、身を整え、敬いをもってキャンパスの門をくぐりましょう」。門を入る時、出る時は、空を見上げるようにしてみてください。大きなものだけでなく小さなものも見えてくるようになるはずです。そして、門を入ったら、心の時間軸を長めに調整することに努めてください。一日をゆったりと過ごすよう意識して心を整えれば、昨日までの悩みは小さくなり、今日からの目標が見えてきます。そして、道や建物の中では、顔を上げ、中央ではなく端をさっそうと歩くようにしてください。自分が何故・何のためにここにいて、どこに向かおうとしているのか見えるようになるはずです。自身の問題に真摯に向き合い、自分の弱さを認めてこそ初めて、私たちは人に対して真に優しく、誠実に寄り添うための強さと信念を持つことができるでしょう。
我々教職員は、皆さんの高い志の達成のための助力を惜しみません。皆さんは我々教職員を信じ、より豊かな社会貢献のできる人として成長することに邁進して下さい。是非、人から与えられた知識の習得に満足せず、自身が社会に貢献しうるものを新たに作り上げることを目標にしてください。
福岡女学院看護大学は、志高く心優しい看護・保健のリーダーたる学生を育てる「伝統と改革」を意識した発展し続ける大学です。

 


 

【略歴】
1974年 3月 九州大学医学部卒業
1974年 6月 九州大学医学部第一外科入局
1981年 4月 佐賀医科大学消化器外科助手
1981年10月 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)留学
1989年 1月 佐賀医科大学消化器外科講師
1999年 1月 九州大学大学院医学系研究科腫瘍制御学分野教授
2003年 4月~2010年12月 九州大学医学研究院先端医療医学部門長
2007年 5月~2010年12月 九州大学医学研究院副研究院長
2008年 4月~2010年12月 九州大学病院病院長補佐
2011年 1月~2014年12月 九州大学医学研究院医学研究院長
2015年 4月~ 九州大学名誉教授
2015年 8月~福岡女学院看護大学学長