中高校舎が新しくなります。 2023年4月建設工事開始


中学校・高等学校新校舎外観イメージ

校舎の建築は順次行い、高校校舎2024年2月、中学校舎2025年7月の竣工予定です。

中学校・高等学校新校舎校内イメージ

こちらから校内の3Dイメージをご覧いただけます。

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証事業に採択されました。

中高校舎が新しくなります。

1960(昭和35)年、日佐の地に中高校舎が落成し、薬院から移転してきて62年が経ちます。
40年ぶりに訪れた卒業生が「少しも変わらない」という校舎は、その言葉どおり少しも「古ぼけて」いません。
ギンガムのセーラー服、聖書・讃美歌、生徒たちのおしゃべり…そんな福岡女学院らしい風景が、古き良き建物のなかでさわやかなハーモニーを奏でているかのようです。
一方で、教育現場においては、進化を遂げるテクノロジーと自然災害や感染症への対応が求められています。
たとえば、ICT教育においてインターネット環境の整備は不可欠です。
また気候変動や地震などのリスクに備えた安全性は最重要課題ですし、多様性への配慮も求められています。
生徒たちが今まで以上に安心・安全な環境で、健やかに学びを続けていくために、このたび校舎の建て替えをすることになりました。2023年4月に着工し、高校校舎2024年2月、中学校舎2025年7月の竣工を目指しています。

過去をリスペクトする

138年の歴史をもつ本校が新時代へ歩みを進めるとき、とても大切なことがあります。
「過去をリスペクトし、未来に責任をもつ」ということです。
「過去」とは、本校の長い歴史の中で培われたキリスト教学校の風土、いわゆる「女学院らしさ」のことです。
福岡女学院の礎をつくり、今日の発展に尽くした多くの先人たちの努力のうえに、それは確かにあります。
神と過去に感謝し、敬意をもって歩みを進めることが、全ての根幹になると考えています。

未来に責任を持つ

では「未来に責任をもつ」とはどういうことか。
それは、これからも女学院らしさを守りつつ、新しい時代にふさわしい人材を育成する教育機関に進化し、次代にも求められる学校として存在し続けることです。
その過程で得られる成果や結果から感動や希望を生んで、心を寄せてくださる皆さまの期待に応え、日本の教育進化を担える存在感のある学校を目指していきます。

新しい校舎が目指すカタチ

新しい校舎は、最新の知恵や技術を集結させて、「いい建築」にしたいと思っています。
これからの時代に不可欠なICT教育に適応できる環境を整え、気候変動、災害、感染症、多様性等に配慮すること、その上で、集う人々にとってやさしく、居心地の良い空間となる校舎を目指しています。
これまでの歴代の校舎がそうであったように、次の風景を創り出す建築にしたいと考えています。

未来を生きぬく人材を育てる

女学院の「大切なひとり」というシンボルワードが語っているように、一人の生徒に多くの教師が関わる「包み込まれ感」の中で、生徒たちには安心して、しっかり青春を謳歌してもらいたいと思っています。
人は出会ったことに前向きに取り組むことが大事です。
たとえ失敗したとしてもチャレンジしたことに意味があり、「いい失敗」をすればそれは大きな学びにつながります。
生徒たちにはたくさんの経験を積ませ、生徒自身が未来を強く生きていけるようにしていきたいと思います。